カン·テオとキム·セジョンの運命的再会、「イガンには月が流れる」視聴率上昇

カン・テオがプ・ボサンのキム・セジョンの本当の正体を知った。

12日に放送されたMBC金土ドラマ『イ・ガンには月が流れる』（演出：イ・ドンヒョン、脚本：チョ・スンヒ）第11話では、パク・ダリ（キム・セジョン）が自分の正体を明かし、イ・ガン（カン・テオ）が死んだと思っていた妻と切ない抱擁を交わし、視聴者の涙を誘った。この回の視聴率は全国5.6%、首都圏5.1%を記録し、イ・ガンがパク・ダリの正体を知るシーンは最高5.9%まで上昇した。（ニールセンコリア基準）

世子嬪カン・ヨヌォル（キム・セジョン）の記憶が戻ったパク・ダリは、左議政キム・ハンチョル（チン・グ）が自分を殺そうとしているというパク・ホンナン（パク・アイン）の心配にもかかわらず、宮殿に戻った。カン・ヨヌォルを失い、毎日悪夢の中で生きていたイ・ガンに同じ痛みを味わわせたくなかったからだ。パク・ダリは王イ・ヒに家族とイ・ガンを守れるよう助けてほしいと頼み、離れていた時間を埋めるようにイ・ガンのそばにぴったりと寄り添い、必ず生き延びる決意を固めた。

また、パク・ダリの覚醒は王イ・ヒにも新たな気づきを与えた。中殿と世子嬪を失い、罪悪感に囚われていた息子のためにも、必ずパク・ダリを守らなければならないと考えたのだ。時間が経ち、子供たちも成長した今、王イ・ヒも無力だった過去を乗り越え、変化を約束し、頼もしさを増した。

一方、左議政キム・ハンチョルによって運命の渦に巻き込まれた二人の恋人イ・ガンとパク・ダリ、イ・ウン（イ・シニョン）とキム・ウヒ（ホン・スジュ）の共助も本格化した。キム・ハンチョルの最側近であるチョレイタルと無名団について捜索していたイ・ガンは、無名団の服が過去にキム・ウヒと共に自分を襲撃した刺客の集団と同じであることに気づき、キム・ウヒを通じて情報を得ることに決めた。

しかし、キム・ウヒは別宮に幽閉されており、簡単に接近することが難しい状況。そこでパク・ダリはキム・ウヒに会える王室の大人、大王大妃ハン氏（ナム・ギエ）を通じてキム・ウヒとの独対を成功させた。恋情という共通点でキム・ウヒの心を開いたパク・ダリは、キム・ウヒがくれた情報とプ・ボサン時代に得た知識を組み合わせ、無名団の居場所が楊州にある山寨であることを把握した。

パク・ダリが送った書信で情報を得たイ・ガンは、捜索のために地図を買いに行き、市場に出た王イ・ヒを発見し、彼を密かに追った。続いてイ・ヒとパク・ホンナンの会話の中で「嬪宮、いや昭訓を守ることが私の世子、私の息子を守ることだ」という言葉を聞き、深い衝撃を受けた。

パク・ホンナンからパク・ダリが廃位された世子嬪カン・ヨヌォルであることを聞いたイ・ガンは、特に自分のそばにいようとしたパク・ダリを思い出した。自分を守ろうとして死の危機を乗り越え、記憶を失ったまま追われる生活を送ってきた恋人パク・ダリに駆け寄るイ・ガンの顔には様々な感情が浮かんでいた。

何度かのすれ違いの末、パク・ダリ、つまり世子嬪カン・ヨヌォルと向き合ったイ・ガンは「本当にごめん」と涙を流した。イ・ガンの心を慰めるようにパク・ダリは「こんな時は膝じゃなくて抱きしめてください、餅のように」と言い、両腕を広げ、恋しかった互いの胸に抱かれた二人の切ない涙は感動を与えた。これにより、互いに餅のようにくっついている『カンダル（イ・ガン+パク・ダリ）』夫婦の未来が期待されている。

一方、左議政キム・ハンチョルは目の上のたんこぶのようなパク・ダリを排除するために、王イ・ヒが隠したパク・ダリの家族を狙っていた。特にパク・ダリの叔母というパク・ホンナンの尻尾を掴むために追跡を始めた中で、果たしてキム・ハンチョルの魔手からイ・ガンとパク・ダリが安全でいられるのかが気になる。

紅縁で深く結ばれたカン・テオとキム・セジョンの切ないロマンスが続くMBC金土ドラマ『イ・ガンには月が流れる』第12話は13日夜9時40分に放送される。

イム・チェリョン テンアジア記者 syjj426@tenasia.co.kr