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キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
Oct 14, 2025
Updated Oct 14, 2025
by Yae Ji Ryu
キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
キム・ウビンの幸福感と観客の惜しさが共存する作品『すべて叶うでしょう』。キム・ウビンがキム・ウンスク作家、スジと久しぶりに再会したが、結果は予想通りにはいかなかった。
13日、ソウル鍾路区三清洞に位置するカフェで、Netflix『すべて叶うでしょう』のキム・ウビン(ジニー役)とのインタビューが行われた。『すべて叶うでしょう』は、千年ぶりに目覚めたキャリア断絶ランプの精霊ジニー(キム・ウビン)が、感情欠如の人間カヨン(スジ)と出会い、三つの願いを巡って繰り広げるファンタジーロマンティックコメディ。インタビューで会ったキム・ウビンは、過去のドラマ『相続者たち』のチェ・ヨンドの姿に似たネイビーのジャケットを着て、変わらぬビジュアルを披露した。
キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
この日、キム・ウビンのインタビューが特別に感じられた理由は、『すべて叶うでしょう』の俳優の中で唯一インタビューに参加したからだ。キム・ウビンは「みんな忙しい。私は作品をしていない。スジも海外撮影中」と説明した。スジは次回作『魅惑』の撮影に忙しい。
さらに「他の方々は残念ながら参加できなかった。すべての作品をするたびに常に宣伝を一生懸命にするが、今回は作品を撮っていないので、より一生懸命にした。私に興味があることを聞いてくだされば、すべてお答えします」と冗談を交えた。
キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
キム・ウビンにとって今回の作品は特に特別だった。まずスジと『むやみに切なく』(2016)以来約9年ぶりに再会した。彼は「スジの演技が好きだ。無表情に見えるが、無表情ではない。微妙でディテールに演技する」と明かした。
キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
キム・ウンスク作家とは『相続者たち』(2013)以来約12年ぶりに会った。キム作家については「毎回提案してくださることに感謝している。私と作業した時間が良かったということではないか。それだけ信じてくださることが光栄で感謝している。元々作家のユーモアコードが好きだ。もっと生かしたくて欲が出た」と告白した。
さらに「東洋人の顔をしているジニーだが、作家特有のユーモアで柔らかく世界観が作られると思った。長い間私を見てきた作家だから、この台本で本当に面白く演技できると思った」と付け加えた。
キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
慣れた中にも新しさに挑戦したキム・ウビンだった。ドバイロケーションに行ったキム・ウビンはアラビア語の演技に挑戦した。
彼は「慣れない言語なので、振り返ると忘れてしまう。心配だった。丸暗記しなければならなかった。しかし、暗記することに演技までしなければならないので。負担と同時に克服したかった」と語った。そして「一言に1000回ほど聞くと覚えられる。台本の中のアラビア語の台詞が52言葉だった。悔しくも編集された部分もあるが、結局5万2000回聞いてやり遂げた」と誇らしげに語った。
キム・ウビン、9年ぶりのスジとの再会と新たな挑戦『すべて叶うでしょう』
信頼できる俳優の組み合わせにスター作家の台本、新しい言語まで挑戦したが、反応はやや惜しかった。『すべて叶うでしょう』の好みについてキム・ウビンは「すべての作品が同じように好みがある。我々の作品が持っている話が多すぎるのではないか。様々な意見が出るのは自然ではないかと思う。寄せられるすべての意見を耳を傾けている。率直に意見を出してくださって感謝している」とクールな姿勢を見せた。
不評の意見にもただ感謝すると言ったキム・ウビンは、インタビューが終わる頃に自身の価値観を取材陣に伝えた。2017年から2年間、鼻咽頭がんの闘病を経て完治判定を受けた彼は「空白期を持ってからは大きな目標を立てない。毎日最善を尽くし、忠実に過ごす。愛する人々とよく生きること、健康であること以外に目標はない」とし、「その当時は常に目標が多すぎた。明日のために今日を生きていたが、今は今日のために今日を生きる」と明かした。
リュ・イェジ テンアジア記者 ryuperstar@tenasia.co.kr