K-DRAMA
俳優キム・ヨハン、4年ぶりの復帰作『トライ』で新たな一歩を踏み出す

俳優キム・ヨハン(キム・ヨ・ハン)が長い空白を終えて戻ってきた感想をこう語った。先月28日、ソウル江南区清潭洞のカフェでSBSドラマ『TRY ~僕たちは奇跡になる~』(以下『トライ』)に出演したキム・ヨハンに会った。インタビュー中、彼の明るい笑顔が印象的だった。
『トライ』は予測不能な変わり者監督ジュ・ガラム(ユン・ゲサン役)と、万年最下位のハンヤン体育高校ラグビー部が全国大会優勝を目指して疾走するコメディ成長スポーツドラマだ。キム・ヨハンは劇中でラグビー部のキャプテン、ユン・ソンジュン役を熱演した。

これについてキム・ヨハンは「4年間の焦りは言葉で説明できなかった」と語り始めた。彼は「台本のリーディングまで行ったが、頓挫した作品が3つほどある」とし、「そのため2〜3年ほどをただ過ごしてしまった」と述べた。辛い時間を過ごしたというキム・ヨハンは「そのため、自分自身を押しつぶしていた。家から出るのも嫌だった」と付け加えた。
「それでも4年間、ずっと演技の練習はしていました。うまくいくと思っていたのに、最後の最後で必ず頓挫してしまうんです。そんな時間が積み重なって、とても辛かったです。」

「最初に『トライ』という作品が私に来たときは信じられませんでした。前の作品が続けて頓挫したので、今回もそうなると思っていました。でも台本を読んだ瞬間、ソンジュンと私がとても似ていると感じました。私も元運動選手だったので、だからこそ一生懸命準備し、良い結果が得られたと思います。」

「ソンジュンと私は本当に似ている部分が多いです。劇中で肩を怪我して絶望するソンジュンのように、私も大学2年生のときに足首の手術をしてシーズンを棒に振った経験があります。怪我の後、より切実な気持ちになったことを思い出します。そのとき感じた切実さのおかげで、ソンジュンの苦しみに誰よりも共感できました。」

キム・ヨハンは『トライ』をまだ見ていない視聴者に「爽やかなサイダーを一口飲めるドラマ」として関心を求めた。彼は「国内初のラグビーを題材にしたドラマですが、単にラグビーだけを扱うわけではありません。青春の成長もあり、大人たちの成長もあります」と強調した。
「私たちのドラマは、イライラする部分も多いですが、後半にそのイライラをすっきりと解消できるシーンがよく出てきます。爽やかなサイダーを一口飲んだように。胸が熱くなる試合シーンも多く、とにかくとても面白いです。まだ見ていない方はぜひご覧ください。」

ジョン・セユン テンアジア記者 yoon@tenasia.co.kr