デビュー50周年を迎えたイム・ソンフン、家族への思いを語る
デビュー50周年を迎えたイム・ソンフン、家族への思いを語る
デビュー50周年を迎えた放送人イム・ソンフン(임성훈)が、生涯心に残る家族の話を語り、涙を浮かべました。

13日に放送されたtvN『ユー・クイズ・オン・ザ・ブロック』には、国民MCと呼ばれるイム・ソンフンが出演し、26年間進行したSBS『瞬間捕捉 世の中にこんなことが』の秘話と、降板1年後の感想を語る姿が描かれました。

この日の放送でイム・ソンフンは、放送中に母と父の臨終を見届けられなかった辛い記憶を語りました。彼は「母が生前に『放送を第一にしなさい』と言っていました。『世の中にこんなことが』の収録の前日に母の訃報を受けましたが、その言葉を思い出し、収録を終えてからカナダに行きました。その夜は泣き続けましたが、母が拍手してくれると思いました」と話しました。
デビュー50周年を迎えたイム・ソンフン、家族への思いを語る
デビュー50周年を迎えたイム・ソンフン、家族への思いを語る
続けて「父も私が生放送をしている時に亡くなりました。放送を終えて出てみると、すでに旅立っていました。息子としては大きな過ちですが、母は私が放送することを誇りに思っていました。常に最後まで放送を優先しなさいと言っていました」と言葉を詰まらせました。

昨年終了した『世の中にこんなことが』の最後の収録時を振り返り、「最後のコメントをしながら『本当に最後の挨拶をします』という言葉が出てきて、胸がいっぱいになりました。パク・ソヒョン(박소현)さんがうまく締めくくってくれました。終了後は寂しくて放送局の近くをうろついたりもしました」と付け加えました。
デビュー50周年を迎えたイム・ソンフン、家族への思いを語る
デビュー50周年を迎えたイム・ソンフン、家族への思いを語る
イム・ソンフンの真心のこもった告白にスタジオは一瞬静まり返り、視聴者たちは放送直後に「さすがプロだ」、「母の言葉が胸に残る」、「他の番組でもまた長寿MCをしてほしい」などの反応を見せました。

最後にイム・ソンフンは「母が好きだった放送、最後までしっかりやりたい。失望させない」と微笑みました。

26年間一つの番組を守り続けたアナウンサーの最後の放送に対する告白は、時が経っても変わらない放送人の責任感と重みをそのまま示しました。

ジョ・ナヨン テンアジア記者 nybluebook@tenasia.co.kr