オク・テギョン、ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』で強烈な印象を残し感想を語る
オク・テギョン、ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』で強烈な印象を残し感想を語る
俳優オク・テギョンがKBS 2TV水木ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』(演出:イ・ウンヒ、カン・スヨン|脚本:チョン・ソニョン|企画/制作:スタジオN、モンスター・ユニオン)でキョンソングン「イボン」役を演じ、強烈なインパクトを残し、最終回の感想を語った。『ナムジュの初夜を奪ってしまった』は最終回で全国視聴率3.2%を記録し終了した。

オク・テギョンは17日(木)、『ナムジュの初夜を奪ってしまった』で生死の岐路に立たされた瞬間、「死よりも恋人の悲しみが怖い」と「イボン」の感情の頂点を重厚に表現し、視聴者の心を切なくさせた。また、決定的な瞬間にソンヒョングン「イギュ」(イ・テソン)から「チャソンチェク」(ソ・ヒョン)を救い出すだけでなく、黒蛇団の背後という濡れ衣を着せられたまま義禁府に閉じ込められた「チャソンチェク」の一家を救い出し、逆謀を企てたソンヒョングン「イギュ」と黒蛇団を一網打尽にする姿を描き、視聴者に爽快なカタルシスを提供した。

特に12話では「イギュ」を殺せという「ソルジョン」(チュ・ソクテ)の命に「それはまた別の恨みを生むだけ」と言い、「一度血で染まった時間は二度と戻せないことを誰よりも私がよく知っています」と自ら剣を下ろし、「イギュ」に向かって「今は同情も罪悪感もない。お前にもう一度人生を取り戻す機会がある」と言い、「イボン」の堅固な成長ストーリーを完成させ、視聴者に深い余韻を残した。さらに叔父である「ソルジョン」(チュ・ソクテ)の謝罪を通じてこれまでの積もった感情を払い、もはや王室の猟犬としての人生ではなく「チャソンチェク」と幸せな結婚生活を送る姿を描き、視聴者に心温まるエンディングを提供した。

オク・テギョンは所属事務所51Kを通じて「撮影の提案を受けて台本がすぐに読めて、何よりも『イボン』というキャラクターに強烈に惹かれた。撮影前から愛着が多く湧く作品で、今終わったと思うと爽快で寂しい。共にした俳優たち、スタッフの皆さん、最後まで視聴して愛してくださった国内外の視聴者の皆さんに感謝します」と感謝の言葉を伝えた。
オク・テギョン、ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』で強烈な印象を残し感想を語る
オク・テギョン、ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』で強烈な印象を残し感想を語る
◆以下、オク・テギョンの一問一答

Q. ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』を終えた感想は?

A. 爽快で寂しい。撮影前から個人的に多くの愛着を持っていた作品で、6ヶ月余りの時間を俳優たち、スタッフと共にしながら撮影中ずっと本当に楽しい時間を過ごした。何よりも『ナムジュの初夜を奪ってしまった』をうまく終えられてとても嬉しい。

Q. これまでのフィルモグラフィーを振り返ると、ジャンルやキャラクターを問わず挑戦的な選択が見られますが、『ナムジュの初夜を奪ってしまった』を選んだ決定的な理由は何ですか?

A. 出演の提案を受けて台本を読んだところ、非常に速く読めるのが良かった。何よりも自分が演じることになる「イボン」というキャラクターがかっこよく魅力的に感じられ、台本を読んだ後、原作が気になって原作のウェブトゥーンを探してさらに欲が出た。「イボン」キャラクターを表現するにあたって、これまでやったことのない演技ができると思ったし、また視聴者もオク・テギョンという俳優の新しい姿を見る楽しみもあるのではないかと思い、挑戦することにした。

Q. キョンソングン「イボン」は劇中小説の中の男性主人公設定通り「現実に存在しないファンタジー的な男」の姿を見せました。「チャソンチェク」と出会う前と後の「イボン」の姿が180度違うと言えますが、自分は真剣ですがその中で思いもよらないウィットが発生することもあり、「イボン」キャラクターを演じるにあたって最も気を使った部分は?

A. 「イボン」というキャラクターを準備する中で個人的に最も気を使った部分は、愛に向き合う時にブルドーザーのような直進男でありながら、実は何も知らない純朴な一面を表現する部分でした。「イボン」は王室の宗親として優れた武芸の実力とハンサムな容姿を兼ね備えた、ロマンス小説の男性主人公の定石のようなキャラクターですが、誰かに愛されたことがなく、王室の猟犬を自称し孤独に生きてきた人物です。

誰もこのような自分の本当の姿を見抜いてくれない世界で、自分の真心を理解してくれるただ一人、「チャソンチェク」と出会い愛に落ちて急速に成長していくキャラクターですが、言葉で自分の気持ちを表現するのが不器用なキャラクターだったため、「目の輝き」に少し気を使い「イボン」の感情を伝えようと努力しました。
オク・テギョン、ドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』で強烈な印象を残し感想を語る
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Q. だからこそ、物語が進むにつれて「イボン」という人物は冷血な姿よりも、自分が言ったことには責任を持つ「内面的な重み」を持つ人物であることがよく感じられました。演じながら「イボン」がよりかっこいいと思ったポイントは?

A. 揺るがない信念を持っている部分が非常にかっこいいと思いました。「チャソンチェク」がどんな行動をしても堅固な信頼と愛で接する姿、愛する女性に心を完全に表現し直進する姿が魅力的に感じられました。

Q. 「最近、最も大きな宝物を手に入れたから」「狂ってるよ。チャソンチェクに」「私にふさわしい女性主人公としての能力を見せてみて。勝つためなら何をしても許す。ただし、傷つくことだけは許さない」など、いわゆる耐えがたい「執着狂公」イボンのセリフがドーパミンを満たし、劇のもう一つの楽しみを呼び起こしました。言葉が少ないキャラクターですが、「チャソンチェク」に向けた純愛的な感情を伝えるにあたって「イボン」のセリフをどうすればうまく伝えられるか悩みが大きかったと思います。声のトーンなど、どうやって状況に集中して「イボン」のセリフを言ったのか、重点を置いて努力した部分は?

A. 「イボン」を演じる中で最も心配していた部分は、あるセリフは本当にロマンスファンタジーの中で出てきそうな、現実では使わない表現をすることでした。普段の自分なら絶対にしないような表現が多かったですが、『ナムジュの初夜を奪ってしまった』の世界観の中では「イボン」なら本当に心から出る言葉であり表現法であるため、視聴者にできるだけ誇張せず真摯に伝わることを願いました。だからセリフを表現する時、目の輝きや声のトーンなど微細な震えのような部分も監督と多く議論し、細かい調整を経て表現しました。

Q. 撮影中、最も記憶に残るシーンは?

A. 個人的な考えですが、「イボン」はエンディングの時が一番かっこいいと思います。だからこそ毎回エンディングシーンを撮影するたびに非常にワクワクし、記憶に多く残りました。特に「ソンチェク」を救いに水に飛び込んだ6話のエンディングが記憶に残っていますが、水中撮影だったのでスタッフの皆さんも一緒に苦労しましたし、本放送を見た時に非常にロマンチックで美しく表現されたと思い、気分が良かったです。

Q. オク・テギョンと「イボン」のシンクロ率も気になります。自分で考えた時、「イボン」と似ている部分はありますか?

A. 実際のオク・テギョンと「イボン」の似ている点は見つけるのが難しいほどないと思います。「イボン」は毎瞬間直感的な態度で冷血で大胆な表現もためらわないですが、こういった部分は自分とは非常に異なる部分です。あまりにも違うため、表現する部分においてはるかに多くの悩みをし、多く考えました。

Q. 『御史とジョイ』、映画『ハンサン:龍の出現』以降、時代劇ジャンルに再び挑戦しましたが、『ナムジュの初夜を奪ってしまった』を通じて感じた時代劇ジャンルの魅力は何ですか?

A. 「時代劇」というジャンルは多くの方々に想像力を満たしてくれる魅力があると思います。『ナムジュの初夜を奪ってしまった』は原作がある作品なので、キャラクターを演じるにあたって想像力とぶつかる瞬間もありましたが、「時代劇」特性上、それをもっと柔軟で面白く解決できる余地が生まれたようで、その点も多く助けられ良かったです。

Q. ドラマが公開されるやいなや、国内だけでなく海外の主要OTT上位に上がり、肯定的な成果を収めました。ドラマを愛してくれた海外ファンの反応も見ましたか?さらに海外ファンに感謝の言葉を伝えるとしたら?

A. 海外のファンの皆さんもドラマを楽しんで見てくださり、多く愛してくださったと聞いて本当に嬉しかったです。「ファンタジーロマンス」というジャンルなので、国籍を問わず少しでも多くの方々が楽しめ、気軽に接することができたようですが、言語も違い文化も違いますが、『ナムジュの初夜を奪ってしまった』ドラマを最後まで視聴して愛してくださりありがとうございます。

Q. オク・テギョンにとって『ナムジュの初夜を奪ってしまった』はどんな作品として記憶されるでしょうか?そして視聴者にどんな作品として記憶されてほしいですか?

A. 撮影中ずっと現場の雰囲気がエネルギーに満ちていて非常に楽しかったです。長年の友人と一緒にいるように心が楽な作品でした。視聴者の皆さんにも『ナムジュの初夜を奪ってしまった』が心配や悩み、ストレスを感じず、ドラマを見ている間はしばし皆さんの心の荷物を下ろせるようなそんなドラマになってほしいです。

Q. 日本のNetflixシリーズ『ソウルメイト』の公開を待っているファンも多いと思いますが、今後挑戦してみたいジャンルやキャラクターはありますか?

A. 特にどんなキャラクターをやりたいというよりも、もっと立体的で多様なキャラクターに挑戦し続けたいです。以前は「キャプテンコリア」というニックネームのために軍服を着たキャラクターは提案を受けても断っていました。しかし今は軍服を着て戦闘シーンを撮影する自分を想像すると面白そうで、アクションジャンルに挑戦してみたいという欲も出てきました。

撮影を終えた日本のNetflixシリーズ『ソウルメイト』を通じても新しい姿をお見せできると思いますので、ぜひ期待していただければと思います。

Q. もう7月中旬で2025年の半分が過ぎました。今後の活動計画および今年残りの時間をどう過ごしたいですか?

A. 当分は再充電の時間を持つ計画です。昨年から今年にかけて国内外を行き来しながら休むことなく活動してきましたが、これからもっと走れるように息を整える時間が必要だと思います。しっかり休んで、また良い姿でお会いできるようにします。

Q. 最後にドラマ『ナムジュの初夜を奪ってしまった』を最後まで見守って愛してくださった視聴者の皆さんに一言お願いします。

A. 『ナムジュの初夜を奪ってしまった』を愛してくださり心から感謝します。毎週水曜日、木曜日に皆さんと一緒に視聴しながらとても楽しかったし、「イボン」と共にできて幸せでした。これからもまたこのように良い作品で皆さんに近づけるように努力します。ドラマが終わるまで「ボソンカップル」を応援してくださり、愛してくださった視聴者の皆さんに改めて感謝の言葉をお伝えします。ありがとうございます。

キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr