ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ドラマのキャラクターと俳優たちの私生活の問題が絶妙に重なり合った。『パワハラ疑惑』が浮上したコ・ヒョンジョン(고현정)はパワハラの濡れ衣を着せられたキャラクターとして、大麻吸引で物議を醸したT.O.P(탑)は薬物問題を抱える没落したラッパーとして登場する。このような設定が観衆に興味と不快感を同時に与えている。
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ジニTVドラマ『ナミブ』はコ・ヒョンジョンの3年ぶりのテレビ復帰作として注目を集めた。コ・ヒョンジョンが演じるカン・スヒョン(강수현)キャラクターはエンターテインメント業界で名声を誇ったが、パワハラの濡れ衣で自身が設立した会社から追い出されるストーリーを中心に展開される。緊急理事会で解任されたカン・スヒョンと共に、練習生ユ・ジヌ(유진우、リョウン 분)も放出され、二人の物語が本格化する。

カン・スヒョンは不当にパワハラの噂に巻き込まれた人物として描かれている。これはキャラクターが最終的に濡れ衣を晴らし、再起に成功することを期待させるが、キャラクター設定自体がコ・ヒョンジョンの過去のパワハラ疑惑と類似している点で注目を集める。
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
コ・ヒョンジョンは過去にパワハラ疑惑に巻き込まれたことがある。2018年SBSドラマ『リターン』出演時、監督との不和説が広まり、暴行の噂まで加わり途中降板した。その後、パク・ジニ(박진희)が急遽代役として投入された事例は観衆に強烈に残っている。また、2013年MBCドラマ『女王の教室』制作発表会で後輩チェ・ユンヨン(최윤영)の発言を公に指摘し、無礼な雰囲気を醸し出したこともあった。

最近1年間、コ・ヒョンジョンはバラエティ番組出演、SNSでの交流などで大衆的イメージを好感型に変えることに成功したが、『パワハラ』というキーワードは依然として彼女の名前と関連する主要な論争の一つとして残っている。『ナミブ』のカン・スヒョンキャラクターとコ・ヒョンジョンの過去がこのように重なる設定は意図的でなくても観衆の興味を刺激するのに十分だった。
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ビッグバン出身のT.O.P(チェ・スンヒョン、최승현)もNetflix『イカゲーム シーズン2』で演じた役と現実の私生活の問題が重なり、論争の中心に立った。T.O.Pは劇中ヒップホップサバイバルプログラムの準優勝者出身ラッパー『タノス』として登場する。タノスは暗号通貨投資の失敗と薬物問題で没落したキャラクターで、この設定が過去のT.O.Pの大麻吸引事件と結びつき、視聴者の眉をひそめさせた。

演出を担当したファン・ドンヒョク(황동혁)監督はキャスティング秘話について「チェ・スンヒョン俳優の演技力と才能をオーディションを通じて高く評価した」と明らかにした。しかし、先月26日公開後、T.O.Pの演技力論争が浮上するのをはじめ、劇中の薬物問題に関連するセリフやシーンが不適切だという批判も続いた。一部の観客は該当演出が社会的犯罪を戯画化するものと見なして倫理的問題を提起することもあった。
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
ゴ・ヒョンジョンとT.O.P、ドラマキャラクターと現実の問題が交錯する話題作
制作陣はキャスティング理由としてそれぞれ「コ・ヒョンジョンの独特なカリスマ」と「T.O.Pの演技的可能性」を挙げた。しかし、役柄と実際の私生活が絶妙に重なるため、ただ笑っていられないという反応が出ている。作品の設定がドラマ的な楽しさを超えて俳優たちの過去の論争を美化するものと解釈される可能性は避けるべきだという指摘だ。