イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
俳優チョ・ヘウォンとの結婚を控えたイ・ジャンウが、本格的に飲食業に乗り出している。『MBCの息子』というニックネームを得るほどバラエティでも活躍しているが、俳優としてのアイデンティティが薄れていることには残念な思いがある。

イ・ジャンウは16日にカレー店をオープンし、飲食業の事業拡大に力を入れている。今年1月にソウルのソンパ区でうどん店を開業し、24時間営業のクッパ店とカレー店を追加でオープンしたイ・ジャンウは、済州島のエウォルにも全北粥の店を運営する計画だ。
イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
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イ・ジャンウが外食業に飛び込むことになったのは、『私は一人で暮らす』の影響が大きかった。『粉王子』というニックネームで話題を集めた後、『パームオイルズ』の末っ子として活躍し、特有の豪快な性格と食に対する真摯な姿勢を見せた。

イ・ジャンウのバラエティでの活躍も目立った。MBC『大将の副菜』と『田舎村イ・ジャンウ』に出演し、バラエティ界での地位を確立した。『大将の副菜』は『私は一人で暮らす』のスピンオフ番組で、キム・デホアナウンサーと共に簡単で創造的な副菜レシピを紹介した。特に『みかん副菜』のようなユニークな試みを通じて視聴者の好奇心を刺激し、ゲストとの愉快なケミで癒しを提供した。

『田舎村イ・ジャンウ』では、食べ歩きと住民との真摯な交流を通じて毎回自己最高視聴率を更新した。番組に自身の名前を冠しただけに負担が大きかったはずだが、彼は情熱と真心で「なぜイ・ジャンウでなければならないのか」を証明した。
イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
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しかし、俳優としてのキャリアには物足りなさが残る。過去、イ・ジャンウは美男イメージで注目を集めた。2006年MBCドラマ『90日、愛する時間』でデビューし、2010年KBS1『笑ってトンヘ』で悪役を演じて認知度を高め、2011年MBC『私たち結婚しました』でハム・ウンジョンとカップルで出演し人気を博した。

シャープで温かい外見で愛されたイ・ジャンウは、『ただ一人の私の味方』出演時に役のために体重を増やした。多くの人が作品終了後に減量するだろうと予想したが、逆に彼は体重を維持した。その後、時折体重を減らす姿を見せたが、全盛期のビジュアルには戻らなかった。
イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
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体重の変化は彼のイメージにも影響を与えた。美男俳優から遠ざかり、自然とバラエティタレントとしての存在感を高めた。2月にはYouTubeに出演し、「ドラマ業界が今めちゃくちゃだ。とても大変だ。カメラ監督たちもみんな遊んでいる。韓国の黄金期にあった資本はどこに行ったのか。今、週末ドラマも視聴率が出ない」と嘆いた。

一部ではイ・ジャンウの発言について、業界の不況を責めるよりも、自ら俳優としての管理を怠ったためだと指摘した。業界不況の中でも徹底的に自己管理をする俳優たちは、引き続き主演に抜擢されている点を根拠に挙げた。
イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
イ・ジャンウ、俳優から飲食業界へ進出 - その背景と今後の展望
イ・ジャンウが直接ドラマ業界の困難を言及しただけに、彼が俳優からバラエティタレントに完全に転向しようとしているわけではないという解釈が出ている。ただし、現在の彼の俳優としてのイメージが徐々に薄れていることは否定できない。

今年、俳優イ・ジャンウのフィルモグラフィーは空白だ。ドラマ出演は昨年出演したtvN『聖なるアイドル』が最後で、映画は『ガーフィールド ザ ムービー』の吹き替えのみだ。

バラエティでの地位を築くのも良いが、俳優としての夢が残っているなら、イメージ改善と自己管理に力を入れるべきだ。俳優としてのイメージを取り戻すかどうかは彼の努力にかかっている。