アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
「大きな目標ですが、タイトル曲に『受験禁止曲』という形容詞がつけば嬉しいです。そう呼ばれる曲は基本的に多くの人が知っている曲ですから。私たちの曲も多くの人に知られてほしいです。」(エムジェイ)

「エムジェイ兄さんが昔の人に感じますね。最近では『チャレンジ曲としてたくさん使われたらいいな』と言うんですよ。(笑)冗談です。私は『アストロにジュニジニがいたんだ、彼ら本当に上手だ』という話を聞きたいです。」(ジンジン)


血のつながりはないが、誰よりも親兄弟のような二人。10年間共に過ごし、積み重ねたティーケーケー「兄弟ケミ」で結ばれたアストロ「マッヒョンズ」だ。パットとマット、トムとジェリーに続くユニット、ジュニジニ(ZOONIZINI、エムジェイ・ジンジン)が音楽界に出撃した。ジュニジニが最近、ソウル江南区ファンタジオ社屋でユニットデビューアルバム『ダイス』(DICE)発売記念インタビューを行った。
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
ジュニジニのミニ1集『ダイス』は、サイコロを振って出発する予測不可能な旅を描いたアルバムだ。タイトル曲『サム・シングス・ネバー・チェンジ』(Some Things Never Change)は、リズミカルなピアノループとクラシックなブームバップビートが融合した感性ヒップホップトラックだ。シンプルでありながら中毒性のあるラッピングとメロディが際立つイージーリスニング曲である。

タイトル曲を皮切りに『ニュー・ワールド』(New world)、『ユートピア』(Utopia)、『フェイバリット・メモリー』(Favorite Memory)、『スターライト・ボイジ』(Starlight Voyage)、『リスタート』(Restart)まで、全6曲が一つのストーリーで繋がる。ジンジンがタイトル曲を含む5曲の制作に直接参加し、ジュニジニならではの音楽の色を作り上げた。ジンジンは「最初はラップとフックだけのヒップホップ曲だったが、私たち二人のケミをもっと見せられるように編曲した。全体的にぴったり合う服に仕立てた」と満足感を示した。

今年で10年目のアストロだが、二人はユニットとして初めての一歩を踏み出す。ジンジンは「新人の気持ちで準備しました。アストロでファンが『マッヒョンズ』、『オンアズ』と呼んでくれたようにケミがあった二人」とし、「二人のケミが良くてユニットを結成することになりました。私は兄に頼る性格です。エムジェイ兄さんがチーム内で私にとって唯一の兄で、会話も多くする方です。話をしているうちに『後で私たちだけでユニットをやろう』というところから始まりました」と説明した。
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
ジュニジニという独特なユニット名が興味を引く。以前のチーム内の他のユニットは『ムンビン&サナ』のようにメンバーの名前を取って名付けられたが、『マッヒョンズ』の二人は特にユニークな名前を選んだ。エムジェイは「元々は『エムジェイ&ジンジン』だったが、インパクトがないように見えました。ユニットデビューをファンだけが知っているようで、残念だと思い、大衆に近づきやすい名前を考えました。聞いた瞬間に誰にでも簡単に記憶に残る名前は何かを考えた結果がジュニジニでした」と裏話を伝えた。

エムジェイが意見をポンポン出すと、ジンジンがそれを整理し発展させた。ジンジンは「アルバム企画段階で会議をする時、エムジェイ兄さんがアイデアをたくさん出しました。参考にしたのがパットとマット、トムとジェリーでした。そんなカートゥーン的なモーメントを強調したかったのですが、エムジェイ兄さんがジュニジニという名前を持ってきました。幼稚ですが、ぴったりハマって良かったです」と語った。

エムジェイとジンジンはインタビュー中ずっとティーケーケー親兄弟のようなケミを見せた。ジンジンは「私が全体的に整理する役割です。グループ内のリーダーなので癖がついています。意見を受けて加工する感じで活動してきました」と話した。続けて「エムジェイ兄さんはアイデアを出して放置するのが慣れているんです。私は夜通し加工する立場です。役割分担というよりは、私がすべてをやっていて、兄がプレーティングと調味を担当している感じです。兄が意見を出すと、私は工場長に注文されたように最大限反映して整理しようと努力しました」と冗談を交えた。それでも「兄が普段やりたかったけどできなかったことが見えたので、むしろ兄がやりたかったことを気軽に話すのが良かった」と付け加えた。
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
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アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
長い間活動し、家族のような関係になったアストロ。ジュニジニは先月、アストロメンバーのチャ・ウヌが訓練所に入所した瞬間を思い出した。エムジェイは「ウヌがうまくやることを知っているので、前日までは心配がありませんでした。しかし、いざ現場でウヌが訓練所に入る後ろ姿を見たら、胸がいっぱいになりました。涙が出そうでしたが、我慢しました」と打ち明けた。彼は「正直、今もウヌが見たいですが、訓練所が終われば面会に行けるので。面会に行く日を待っています」と親密な関係をうかがわせた。

ジンジンも「練兵場にウヌがいるのを見て、感じが変でした。大切な弟なので、怪我せず健康に戻ってきてほしいです」とし、「兄を送る時とは違いました。エムジェイ兄さんの時は『兄だからうまくやるだろう』と思いましたが、弟なので余計に心配しました。『これで親たちがここでたくさん泣くんだな』と思いました」と特別な愛情を示した。

ジュニジニが所属するアストロは、今年6月に仁川インスパイアアリーナと日本福岡ペイペイドームで3年ぶりに完全体コンサートを行った。脱退メンバーのラキも参加し、意味を深めた。今年でデビュー10年目を迎えたメンバーたちは、それぞれドラマ、ミュージカル、ソロ活動など多様な分野で活発に個人活動をしている。それだけ一堂に会するのは簡単ではなかったが、久しぶりに全員でステージに立つ姿を見せた。

チャ・ウヌが最初に完全体コンサートを開こうと提案した。ジンジンは「ウヌがスケジュールが合えば軍隊に行く前にコンサートをしたいと言いました。ウヌがとても忙しかったのですが、先に話してくれてありがとう。ウヌの一言でみんなが集まってくれたメンバーたちにも感謝しました。忙しいスケジュールを進めながら集まるのは、メンバー同士が結束していなければ不可能です」とチームの結束力に自信を見せた。
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
アストロの新ユニット「ジュニジニ」、デビューアルバム『ダイス』で音楽界に挑戦
各種フェスティバルが活発に開催される時期にユニットデビューをするだけに、メンバーたちはフェスティバルステージへの熱望を隠さなかった。エムジェイは「『ウォーターボム』に行きたいです。もう一つの目標があるとすれば、サイ先輩のステージにゲストとして立つことです。夢の一つです」と目を輝かせた。

ジンジンは「すでに体を作っています」と自慢した。エムジェイは「私は作っていません」と言って笑いを誘った。彼は「リーダーが作っているじゃないですか。二人とも露出すると視線が分散して集中できません。一人だけに集中しようという趣旨です」と補足した。ジンジンも「ムンビン&サナが『ウォーターボム』に行った時、ビニが露出してサナを脱がせました。私は準備ができていない兄の服を破ってしまうつもりです。別の話題を作ってみます」と笑いを誘った。

久しぶりに音楽番組のステージにも立つ。エムジェイは「音楽番組がどう変わっているか楽しみです。カメラを見る方法も忘れました。『赤いランプチェック、赤いランプチェック』と繰り返しています」と言った。ジンジンは「最後の音楽番組から3、4年ほど経ちました。緊張します」としながらも「元々私たちがデビューした場所でもあり、とても慣れ親しんだ場所です。その経験値が確かに私たちの中に積み重なっているはずです」と自信を見せた。

ジュニジニの音楽の旅を見せるデビューアルバム『ダイス』は、13日午後6時に各種オンライン音楽サイトを通じて発売された。

キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr