K-STARS
アイドルデート番組に批判殺到、ファンの反発が止まらない


「誰がこんなものを望んだのか分からない。」、「明らかに需要のない供給だ。」
最近、SNSではこのような反応が相次いでいます。9日にYouTubeチャンネル『トリップコード』(TRIP KODE)が公開したペ・ジンヨン(Bae Jin-young)とアイドゥル((G)I-DLE)のミヨン(Mi-yeon)の旅行デートティーザー映像が公開直後に激しい批判にさらされました。ファンの反応は冷淡で、映像は1日も経たないうちに非公開にされました。

ファンの間では「二人ともデビュー8〜9年目なのに、恋愛コンセプトのバラエティに出る理由があるのか」という疑問が続きました。あるネットユーザーは「新人でもなく、十分に知名度の高いアイドルがこんな番組に出るのが理解できない」と指摘しました。
時期的な問題も指摘されました。ペ・ジンヨンは14日にソロデビューを控えており、ミヨンは現在国内活動がない状況です。あるファンは「カムバック直前ならファンとの交流がもっと重要な時期なのに、わざわざこんな敏感なコンテンツに出演する必要があったのか」と残念がりました。また別のファンは「カムバックのプロモーションのためならもっと良い方法がたくさんあったはずなのに、これは得よりも失が大きい選択」と述べました。

論争が大きくなると『トリップコード』側はティーザー映像を非公開にしました。しかし、本編は予告されたスケジュール通り16日午後6時30分に公開される予定です。『トリップコード』チャンネルはこれまで『ブラインドトーク』など非恋愛コンセプトのアイドルコンテンツで好評を受けてきました。アイドルたちが自分に合う『コードメイト』を探す過程を描いたそのシリーズは異性関係よりも『性格とケミストリー』に焦点を当て、ファンから「適度な距離感があって良い」という評価を得ました。しかし、新たに披露された今回の『デートバージョン』はそのバランスを完全に失ったという指摘が多いです。

業界関係者は「すでにキャリアが積まれたアイドルにはリスクが大きい」とし、「年次が進むほど、アーティスト本人が出演の可否を決定できる自律性が高い。したがって、コンテンツが自分にとって役立つかどうかを自ら判断する必要がある」と述べました。

SNSでも同様の意見が続いています。あるファンは「8年前に廃止されたフォーマットを再び持ち出すのは本当に時代逆行」と苦言を呈しました。また別のネットユーザーは「当事者たちは良い意図で参加したかもしれないが、ファンが不快ならそれは失敗したコンテンツ」と評価しました。

ある業界関係者は「8年前に廃止された『ウギョル』の復活を連想させる形式自体が今のアイドル産業と合わない」とし、「結局『需要のない供給』という言葉が無駄に出たわけではない。コンテンツ企画者たちがこれ以上『昔の方式のときめき』を踏襲しないことを望む」と述べました。続けて「ファンダムの文化と視聴者の感受性が変わった今、『トリップコード』の試みは8年ぶりの復活ではなく、8年前への退行」と語りました。
イ・ソジョン(Lee So-jung)テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr