歌手イサベラが重度の認知症を患う夫と生き別れた涙のエピソードを語った。
19日に放送されたMBN『特種セサン』では、大腸がんステージ4と闘病中のイサベラが認知症の夫と生き別れざるを得なかった事情が公開された。
この日の放送でイサベラは、療養所から一時帰宅した夫を迎える前に、リモコンや薬を隠しながら緊張した様子を見せた。
彼女は家の中を整理する理由について「(夫が)何でもかんでも食べてしまう。これを食べて大変なことになったことがある。頭に塗るものを食べた」と、症状が悪化した認知症の夫のためだと説明した。
『67歳』という若さで夫に認知症の症状が現れたという。イサベラは「認知症がこんなに進行が早いとは思わなかった。緩やかだったのにどんどん悪化している」と、悲しみを隠せなかった。
イサベラは10歳年上の建築士の夫と30年の歳月を共にしたが、夫は6年前から重度の認知症の症状を見せ始めたという。彼女は「15年前から言葉が不明瞭だったが、6年前からはバスカードを使えなくなった」と急激に悪化した夫の状態を説明した。
特に夫に言葉の勉強をさせていたイサベラは「夫が今は『お母さん』という言葉を忘れてしまった。お母さんという言葉も知らない」とし、「次に忘れられるのは私ではないか。私を好きな目つきが見えるが、それが消えるのが怖い」と語り、胸を締め付けられる思いを伝えた。
ジョナヨン テンアジア記者 nybluebook@tenasia.co.kr