イ・ジュノのダンス、歌、そして演技力をすべて楽しめる総合プレゼントセットのような初放送が予告された。
最高視聴率17%を突破した『暴君のシェフ』の後続作であるtvNの新しい土日ドラマ『台風商社』は、1997年のIMF危機の中で、社員もお金も売るものもない貿易会社の社長になってしまった初心者商社マン『カン・テプン(イ・ジュノ)』の成長記を描く。
アプクジョンを席巻していた『アプストリートボーイズ』の顔担当として自由を満喫していた青春カン・テプン。11日の初放送を前に公開されたプレビューのスチールカットの彼は、90年代青春の象徴そのものだ。音楽が流れると自然にリズムに身を任せ、その時代の恋愛番組に出演して熱唱する姿は『当時の青春とはこういうものだった』とでも言うように輝いている。ステージ上を駆け巡るカリスマの中にも微笑みが広がる彼の顔には、世界を恐れない青春の覇気がそのまま表れている。
画像だけでも感じられるエネルギーと表現力は、やはり舞台にも慣れた俳優らしい存在感を放っている。リズムに乗る身振り一つ、視線を引きつける眼差し一つにも完璧に没入したイ・ジュノのパフォーマンスがドラマの中でも遺憾なく展開される予定だ。スチールカットと共に先行公開された映像でも、悔しい気持ちを後にして、当時大ヒットしたクローンの『ナン』に合わせて嵐のようなダンスを踊る姿が収められ、熱い青春のエネルギーを発散するイ・ジュノの活躍にさらに期待が集まっている。
しかし、華やかだった青春の舞台はすぐに一変する。IMFという時代の嵐が押し寄せ、自由を享受していた彼の人生が一夜にして覆されるのだ。一瞬にして貿易の「ぼ」の字も知らない貿易会社の初心者社長になってしまった彼が、どのような青春のページを書き進めていくのか、初放送に期待感が高まっている。
制作陣は「1話はイ・ジュノの魅力を最も多彩に楽しめる回で、視聴者の皆さんに総合プレゼントセットのような放送になる」と予告し、「華やかだった青春が危機の中でどのように変わっていくのか、その始まりを共に見守ってほしい」と伝えた。
『台風商社』はこの日午後9時10分に初放送される。
テ・ユナ テンアジア記者 youyou@tenasia.co.kr