キム・ミンジョン（Kim Min-jong）が挨拶をしています。
『フィレンツェ』は、人生の後半で直面する選択と和解の瞬間をイタリアのフィレンツェの風景の中に描いた作品です。失われた愛と過ぎ去った時間を振り返る一人の男性が、再び訪れた縁の中で希望を見出す過程を描き、深い感動を伝えます。
20年ぶりにスクリーンに復帰したキム・ミンジョンは、中年男性の孤独と後悔、再び立ち上がろうとする勇気を真摯に表現しました。人生の痛みと和解を描いた彼の演技は、観客に深い余韻を残しました。イェ・ジウォン（Ye Ji-won）は特有の温かく繊細な感性で劇のバランスを取り、キム・ミンジョンと自然な呼吸を見せました。
『フィレンツェ』の3冠受賞は、韓国映画がハリウッドという象徴的な舞台で新たな可能性を証明したという点で大きな意味があります。単なる受賞を超え、韓国映画の物語と演技が世界的に認められたことを示す成果として評価されます。
写真提供：エスブイコム
チョ・ジュンウォン記者 wizard333@tenasia.co.kr