ドラマ『百回の思い出』でホ・ナムジュンと出会うキム・ダミが描かれる。
JTBCの新しい土日ドラマ『百回の思い出』(脚本:ヤン・ヒスン、キム・ボラム、演出:キム・サンホ、制作:SLL)は、1980年代を舞台に、100番バスの案内係ヨンレとジョンヒの輝かしい友情、そして二人の友人を巡る運命的な男性ジェピルとの切ない初恋を描いたニュートロ青春メロドラマである。公開された映像には、勉強と仕事しかなかったヨンレ(キム・ダミ)の生活に突然現れた男性ジェピル(ホ・ナムジュン)によって初恋を始めるヨンレの少女的な感性がそのまま描かれている。
ヨンレは帽子と制服姿で朝4時に起き、一日を最初に開くバス案内係。家族の生計を支えるK-長女だが、彼女もまた転がる枯れ葉に笑い、降る秋雨に一時的にセンチメンタルになり、ハンサムな男子学生の前では胸がドキドキする、まさに青春が始まったばかりの少女である。そして運命的な愛を待っていたヨンレの前にジェピルが現れる瞬間、輝かしくも初々しい初恋の幕が開かれる。
今回の映像は、怪我をしたヨンレの手をタオルで丁寧に包むジェピルと、そんな彼に一目惚れしたヨンレのときめく視線で始まる。ヨンレがそのタオルを誰にも使わせず大切に保管する姿に、新人案内係ジョンヒ(シン・イェウン)さえも「直感的に男だね?」と愛の始まりを察する。ジョンヒの追及にどれだけヨンレが「知らない男」と否定しても、恥ずかしそうな笑顔の中のドキドキは隠せなかったからだ。
そうしてジェピルは、常に運命的な愛を夢見ていたヨンレの前に現れ、彼女が辛い瞬間にはそばにいる。母が病気の時、誰よりも早く駆けつけて助け、思い切り泣けるように帽子を深くかぶせてくれる温かい配慮は、ヨンレの心臓をさらに激しく打たせる。嬉しい時も悲しい時も常にそばにいるジェピルの存在は、ヨンレに「もしかしたらこの人が私の運命かもしれない」という確信を育てていく。特にジェピルがヨンレに近づきキスをしようとする場面では、初恋特有のときめきが最高潮に達する。果たしてヨンレの初恋であり運命的な愛は実現するのか、初放送への期待感は日に日に高まっている。
制作陣は「今回のティーザー映像には、あの時代の青春たちが抱いた初恋のときめきと運命のような愛を込めたかった。予想もしていなかったし計画もしていなかった瞬間に出会ったジェピルによって、初めてだからこそ純粋だった愛を咲かせたヨンレの感情を一緒に感じてほしい」とし、「キム・ダミとホ・ナムジュン、そしてシン・イェウンが作り出す初々しくも真摯なニュートロ青春メロが視聴者の心にある初恋の記憶を呼び起こすだろう」と伝えた。
一方、『百回の思い出』は『エスクァイア:弁護士を夢見る弁護士たち』の後続として、9月13日(土)夜10時40分にJTBCで初放送される。
キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr