破格を超えた不快な刺激の連続だ。ネットフリックスシリーズ「マスクガール」が問題的な作品として浮上し、作品の中の登場人物に向けた視線も注がれている。その中でもナナは別名'キムモミB'、整形で顔を開け直して派手なショーガールで暮らす刑務所に収監されるダイナミックな人生史を描いた。分量は比較的多くないが、暴力と選定性という不便さの存在感は鮮明だった。
去る18日公開された'マスクガール'はキムモミの一代記を描いた作品。容貌コンプレックスを持つ平凡な職場であるキムモミが夜ごとマスクで顔を覆ったままインターネット放送BJで活動しながら意図しない事件に巻き込まれて繰り広げられる話を盛り込む。
キムモミは3人1役で、イ・ハンビョルとナナ、コ・ヒョンジョンがそれぞれインターネット放送BJ、ショーガール、刑務所収監者という別の身分のキムモミを時間帯に応じて演技する。
'マスクガール'は同名のウェントゥンを原作とするが、7部作ドラマに圧縮されて原作と展開と人物間の関係、事件の内容など多くの部分が変わった。人物のねじれた欲望と自己嫌悪などの全体的な雰囲気は決意をする。ウェブトゥーン連載当時も破格的なストーリーだっただけにドラマやはりまとまったとはいえ、OTTでなければ不可能だったほど破格的だ。
しかし、そのような「破格」は、見る人々に不快感を抱くこともある。 「マスクガール」を見て視聴を中止するだけの人々も多いだろう。それだけすべての人物が極端で不快感をかもし出す。ナナが演じたキム・モミは自分に狂的に執着するジュ・オナム(アン・ジェホン分)を土幕殺害し、3000万ウォンをかけて顔を剥がした後、ショーガールへの人生を生きる。
しかし殺人という罪を犯したため、痛い病院にも行けない境遇。ここに一緒にショーガールで働くキム・チュンエを暴行するチェ・ブヨン(イ・ジュンヨン)を犬の首筋で一緒に殺害するに至る。結婚もしなかった状況で妊娠までして連絡を切って買ったママに子どもを預けることも。子供のお父さんははっきり出てこないが、キム・チュンエのセリフを通じて'ジュ'さんで特定、キムモミが殺した中央男である可能性を高めた。
武器懲役を宣告された後、刑務所に行っても不快な刺激は続く。刑務所に入って服を脱いで検査を担当する場面を赤裸々に見せてナナの後姿全裸露出まで敢行する。もちろん帯域である可能性が大きいか、作品で続く全裸露出があえて必要だったかと思う。
刑務所内でも自分を誰もいじめられないように刑務所の実勢の部下を暴行し続ける姿で衝撃を与える。まるで生き残るためには、誰かを踏みつけて殴って壊さなければならないというように感じられるほどだ。
見るずっと奇妙さに眉がひっくり返る「マスクガール」。演出的な部分と俳優たちの熱演を見事だが、過度の不快感に好不号ははっきり分かれる作品だ。ナナの破格的な熱演も、作品を消したら結局刺激的なものだけが記憶に残る。
テユナ・テンアジア記者 youyou@tenasia.co.kr