K-DRAMA
18歳のイスラム青年、クルアーンの言葉で再生の希望を見出す
番組はトルコのイスタンブールで、朝早くから響き渡るアザーンの声で始まりました。アザーンが街を目覚めさせると、人々はクルアーンの言葉が下されたメッカに向かって祈りを捧げます。スレイマニエ図書館の収蔵庫には、クルアーンの希少本が保管されています。美しい細密画とアラビア文字で装飾されたクルアーンの写本は、イスラム信仰の精髄です。クルアーンの言葉は慈悲深い神への賛美で始まり、イスラム教徒は一日五回の祈りで必ずこの句を唱えます。クルアーンは書物に留まらず、音となり、リズムとなってムスリムの日常に溶け込んでいます。ムスリムにとって、言葉は人生の指針であり、不滅の真理です。
アジズは「私が望み信じていたアッラーは本当に慈悲深い方です。だから友人たちは私のこの態度を嫌いました」と語り、結局退学することになったと明かしました。さらに両親の離婚も経験し、アジズは日常が一瞬で崩れる経験をしました。アジズは「私は神を恨みました。なぜいつも苦痛を与えるのか、なぜ私を愛してくれないのか...」と告白しました。彼はしてはいけない考えまで抱き、自分の体に傷をつけるまでになりました。アジズの母親は「怖かったです。私は息子を抱きしめ、一緒に泣きました。アッラーに息子を助けてくれるよう祈りました。息子の苦しみが終わることを願いながら」と息子を気の毒に思いました。
迷いと葛藤の中でアジズの手を取ったのは、神の愛が込められたクルアーンの言葉でした。ムスリムは神の言葉であるクルアーンの最初の啓示が下された『カドルの夜』に祈りを行うと、千日の祈りよりも価値ある恩恵が下ると信じています。学生時代を支配していた長年の怒りと憎しみの感情を消し去りたかったアジズは、夜の祈りが終わった後、イスラム寺院の宗教相談所を訪れました。言葉の伝達者であり、イスラム共同体を導く霊的指導者『イマーム』はアジズの痛みを共感し、クルアーンの言葉に基づく慰めを与えました。
アジズにとってクルアーンは傷を癒す手となりました。また、イスラム神秘主義の伝統の一つである『メヴレヴィ・スーフィズム』は、踊りと瞑想を通じて神の愛を悟ろうとします。スーフィ共同体の礼拝に参加し、アジズは神が恐怖の対象ではなく、愛の源であることをようやく悟りました。スーフィの修行者は「あなたの顔をどこに向けても、そこにアッラーがいらっしゃる」と伝え、アジズは「その言葉が私を感動させる」と微笑みを取り戻しました。
アジズは「愛と慈悲のアッラーよ。差別と抑圧の中で苦しむすべての人々にあなたの慈悲を施してください」と祈りを捧げました。ナレーターのキム・ヒエの声で「神の愛は苦痛と傷を通じて人間に染み込みます。その愛を証明する不滅の記録である、言葉に従う長い旅に神の祝福が共にありますように」という言葉と共に第3部『말씀』は締めくくられました。
イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr