K-DRAMA
俳優キム・ミンハ、ドラマ『テプン商事』の撮影秘話を語る
俳優キム・ミンハがtvNの『テプン商事』に対する所感と撮影の裏話を語った。一年を通して作品に全力を注いだという彼女は、時代的な表現のための準備過程からストーリー展開とロマンスの叙事に対する視聴者の多様な反応までを率直に打ち明けた。
『テプン商事』は、韓国が国際通貨基金(IMF)の救済金融を受けた時の話だ。社員も、お金も、売るものもない貿易会社の社長になってしまった初心者商社マン、カン・テプン(イ・ジュノ役)の成長記だ。キム・ミンハは劇中で冷徹な現実感覚で武装したテプン商事のエース経理オ・ミソンを演じた。
キム・ミンハは「今回の作品のおかげで今年一年をぎっしりと美しく過ごせたと思う」とし、「未練なく、後悔なく注ぎ込んだから、放送を見る時も後悔なくよく描けたという思いが多い」と語った。
彼女は「IMF時代に私は4~5歳に過ぎず、記憶がほとんどない。当時の状況を母、父、叔父たちにたくさん聞いた。母方の親戚に中小企業を経営していた叔父もいたが、皆本当に大変な時期だったと言っていた」としつつも、「皆で力を合わせて危機を克服した貴重な経験だったというのが大人たちの結論だった」と述べた。
同時間帯に放送されたJTBCの『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』など、最近の放送界で多くのドラマが12話構成で編成されたため、16話構成の『テプン商事』は相対的に展開がもたついたという反応も少なくなかった。これについてキム・ミンハは「最初に16話構成で『テプン商事』を始めた時は心配もあった。最後までうまくできるか漠然とした悩みがあったが、チームメンバー同士がうまく合ったので作品が自然に進んだ」と振り返った。
キム・ミンハは「惜しい部分が全くないわけではないが、結果的には本当に良い作品だったと思う」と語った。
イ・ジュノとのロマンスが流れを断つという一部視聴者の反応については「一理ある。ただ結局は好みの違いだと思う」と答えた。彼女は「制作陣もロマンスがあまりにも遅く出たのではないか、あるいは突然登場したように見えないか心配した」とし、「心配していた面を視聴者も指摘し、謙虚に受け入れている」と述べた。
キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr