K-DRAMA
『ソウル自家に大企業勤務のキム部長物語』第4話、リュ・スンリョンの切ない叫び
2日に放送されたJTBC土日ドラマ『ソウル自家に大企業勤務のキム部長物語』(以下『キム部長物語』)第4話では、営業チーム部長のタイトル防衛に失敗したキム・ナクス(リュ・スンリョン)の切ない叫びが視聴者の心を打った。第4話の視聴率は全国3.4%、首都圏4.1%を記録した。『キム部長物語』は第2話から3%台の視聴率を維持しており、Netflixでも上位を記録し話題を呼んでいる。
キム・ナクスは一緒に夕食をしようという常務ペク・ジョンテ(ユ・スンモク)からの連絡を受け、どこか不安な気持ちに包まれた。会社で起こった一連の事件やアサン工場安全管理チーム長の募集広告まで、昇進どころか左遷されるかもしれないという直感が働き、キム・ナクスは最後にペク常務を家に招待して説得することに決めた。
キム・ナクスは妻のパク・ハジン(ミョン・セビン)に昇進を確実にするための名目で助けを求めた。昇進にプレッシャーを感じる夫が気の毒だったパク・ハジンは、弟夫婦がラブコールを送っていることを話したが、すでにプライドが傷ついていたキム・ナクスは、自分を思いやるパク・ハジンの気持ちを無視し、断固として線を引いた。心が焦げ付くような自分の気持ちも知らず、ひどい言葉を吐くキム・ナクスに傷ついたパク・ハジンも「本当に最悪」と不満を表し、夫婦関係にも危機が訪れた。
このまま手をこまねいているわけにはいかなかったキム・ナクスは、低迷する業績を上げるためにチーム員に高い人事評価点を報酬に直接営業に出ることを提案した。部長でありながら全国を駆け巡り、業績を積み上げようと努力するキム・ナクスの姿に、見る者も胸を打たれた。
特に営業中に偶然、入社同期のホ・テファン(イ・ソファン)を競合会社の一員として出会ったキム・ナクスは、複雑な感情にとらわれた。昇進競争で遅れを取り、会社を去ることになった同期の背中に再び刃を突き立てなければならない自分の状況が複雑だったからだ。しかし、キム・ナクスと営業1チームはホ・テファンを退け、新しい契約を獲得することに成功し、これにより問題児扱いされていた営業1チームの地位も変わるかのようだった。
しかし、これらの努力にもかかわらず、ペク常務はすでにキム・ナクスをアサン工場管理職に送ることを決定していた。まもなく人事部から連絡が来るというペク常務の言葉に「まだ役に立つ人間だ」と懇願するキム・ナクスの顔には、言葉では表現できない感情が漂っていた。
これまで家族を後回しにして会社に忠誠を尽くしてきたが、左遷という切ない結末を迎えたキム・ナクスは、家族がこれを知ることを恐れ、一人で悲しみを飲み込んだ。かつてキム・ナクスと共に全国を駆け巡った営業用の車も古びて廃車になったように、営業マンとしての価値を認められなくなったキム・ナクスが再び大切なものを取り戻せるかどうかが気になる。
キム・ナクスの息子であるキム・スギョム(チャ・ガンユン)は、長い悩みの末にスタートアップ『嫉妬は私の力』のCDO、つまり最高破壊責任者として勤務することを決心した。『嫉妬は私の力』で提供された自分だけのオフィス、自分だけの名札を見たキム・スギョムは、何かを成し遂げたような気分を味わった。社員たちが飛び立てるように会社の殻を破るという大胆な抱負を持って『嫉妬は私の力』に入社したキム・スギョムが今後どのような仕事をするのか注目が集まる。
テ・ユナ テンアジア記者 youyou@tenasia.co.kr