ヨム・ヘラン、ラジオドキュメンタリー『1948 彼女たち』でナレーションを担当
ヨム・ヘラン、ラジオドキュメンタリー『1948 彼女たち』でナレーションを担当
2000年にデビューした俳優ヨム・ヘラン(염혜란)がドキュメンタリー『1948 彼女たち』のナレーションを担当することになりました。

ヨム・ヘランは、ヨスMBCが制作したヨス事件77周年特別企画ラジオドキュメンタリー『1948 彼女たち』にナレーターとして参加し、時代の痛みを記憶し伝える意義深いプロジェクトに力を添えます。

ヨス事件は、1948年10月、ヨスとスンチョンなど全羅南道東部地域で国軍の一部が済州4・3鎮圧命令を拒否したことから始まった事件です。この動きが周辺地域に広がると、政府は韓国で初めて非常戒厳を宣言し、強硬な鎮圧に乗り出し、その過程で多くの民間人が犠牲になりました。これに関連して、2021年に特別法が制定され、真相究明と名誉回復が進められています。
ヨム・ヘラン、ラジオドキュメンタリー『1948 彼女たち』でナレーションを担当
ヨム・ヘラン、ラジオドキュメンタリー『1948 彼女たち』でナレーションを担当
2025年放送文化振興会コンテンツ制作支援公募事業に選ばれた『1948 彼女たち』は、ヨス事件を全身で経験しなければならなかった当時の女性の生活を、女性遺族たちの口述を通じて直接聞くことで、時代の惨状を知らせるラジオドキュメンタリーです。済州4・3を扱った映画『私の名前は』に出演したのに続き、再び韓国現代史の痛みを知らせるプロジェクトに声で参加したヨム・ヘランは、『1948 彼女たち』を通じて痛ましい歴史を見つめ、記憶する場に立ちました。

特に全羅南道ヨス出身であることから、意義深いプロジェクトにさらに特別な意味を加えたヨム・ヘランは、「映画を撮影した済州4・3とも密接な事件であり、生まれ育ったヨスで起きた事件なので、馴染みのある地名が出るたびに心が痛みました」と述べ、「歴史的事件の中で女性と子供たちの声で語ることに大きな意味がありました。私の声が遺族の方々に少しでも慰めになればと思います」と感想を明かしました。

3部作で構成された『1948 彼女たち』は、15日から17日まで午後6時5分にヨスMBC標準FMを通じて放送され、ヨスMBCのYouTubeチャンネルでも視聴可能です。

ジョン・セユン テンアジア記者 yoon@tenasia.co.kr