K-DRAMA
ライジングスター、イ・ウォンジョンの挑戦と情熱


放送界で輝く有望なスターたちをキャッチしてご紹介します。
「スヨンを演じるとき、寝るだけで最低限の栄養しか摂りませんでした。普段は体を大きくするために1日5食を食べていたのとは違いましたね。そうしているうちに体重が減るのはもちろん、体が衰えていく感じがしました。結果的に62kgまで体重を減らした状態で演技することができました。」
2年前、『偶然に出会った、君』でキャラクターに没頭するために10kg以上を減量し注目を浴びたイ・ウォンジョン(이원정)の話です。彼は今年、余命わずかな患者役を演じるために再び体を酷使する演技への情熱を見せました。

その後、『リアル:タイム:ラブ』、『異常な弁護士ウ・ヨンウ』、『偶然に出会った、君』、『ハイラキー』、『偶然かな?』など様々な作品で主役・助演を行き来しながら着実にフィルモグラフィーを広げました。ライジングスターとして注目されており、今年は『メリー・キルズ・ピープル』で余命わずかな青年として特別出演し、強烈な印象を残しました。続いて『百回の思い出』を通じて新たな変身に挑戦しています。
『メリー・キルズ・ピープル』で彼は大腸癌4期と診断された高校生『チョ・スヨン』役を演じ、死を目前にした青春の恐怖と諦め、短いながらも濃厚な愛の感情を説得力を持って表現しました。特別出演でしたが、切実な演技で視聴者の涙を誘い、名場面を作り出しました。

現在の健康状態を尋ねると彼は「今は大丈夫です。体重も71kgまで回復しました」と笑顔を見せました。そして「もともと運動が大好きだったのですが、今回の役の後は再び体重を増やすのが惜しくて、以前のように運動ができていません。過去にはベンチプレスを80kgまで持ち上げていましたが、今は40kgでも体が震えます」と打ち明けました。続けて「残念ですが、努力した分だけ私の演技を良く見てくれる人がいるので満足しています」と微笑みました。

彼は自身の強みについて語りました。イ・ウォンジョンは「推進力が速いです。以前は当然のことと思っていましたが、最近になって気づいたことがあります。誰かが『これをやってみて』と言ったときにすぐに行動に移す人は意外と多くないということです。私は以前から躊躇せず何でも試みました。この性格のおかげで今後演技をするときもより柔軟にうまくやれると思います」と強調しました。
イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr