K-DRAMA
ディズニー+初の時代劇シリーズ『濁流』、若手とベテランが織りなす壮大な物語
23日、ソウルのノンヒョンドンにあるエリエナホテルで『濁流』の制作発表会が開催された。監督のチュ・チャンミンと出演者のロウン、シン・イェウン、パク・ソハム、パク・ジファン、チェ・ギファ、キム・ドンウォンが出席した。
『濁流』は、朝鮮のすべての資源が集まる京江(漢江)を舞台に、混沌とした世の中を覆し、人間らしく生きるためにそれぞれの夢を追い求める人々の運命を描く物語。ディズニー+が初めて手掛ける時代劇シリーズである。
ライジングスターたちを主役にキャスティングしたチュ監督は「若い方々と一緒にやりたかった。3人と会ったが、彼らが持つ俳優としての熱望が大きかった。もっと上手くなりたい、良い俳優になりたいという思いが強かった。それで決めた」と語った。さらに「この3人の経験不足を補うためには、経験豊富で演技力に優れた方々をキャスティングする必要があると考えた」と笑いを誘った。
壮大なドラマ的要素を持つ物語について、チュ監督は「十分に拡張可能な物語だと思う。しかし、今のところ続編を考えているわけではない。1~9話まで完結している。個人的な欲望としては、1~9話まで人々が好んでくれれば、いくらでも拡張可能だ」と述べた。
ロウンはかっこいい姿を捨てて「乞食姿」のメイクをした。彼は「『濁流』のメイク時間が楽しかったし、別の姿を見せられることが『自分が一生懸命やれば、これからもっと長く演技できる』と思った」と語った。
ロウンは「私たちはほとんどセットがなく、オープンセットが98%ほどある。夜の照明が美しい。ぜひ電気を消して見ることをお勧めする」と自信を見せた。さらに「どこに行っても私たちの現場が良くて快適だったと言えるほど」と撮影環境を自慢した。また「監督が小道具一つまで細かく指摘してくれたので、私も演技に集中できた」と伝えた。
シン・イェウンは今回の作品のためにそろばんを習ったという。彼は「小学校の時に一度か二度やったことがあるが、本格的なレッスンを受けた」と明かした。
パク・ソハムにとって『濁流』は軍除隊後の復帰作でもある。彼は「父親たちをたくさん得たような感じだった。監督もそうだし、先輩たちもそうだった。釜山国際映画祭でもそうだったが、監督や先輩たちを見ると胸がいっぱいになった。現場に行くたびに名節の家に行く感じだった。感謝の現場だった。もっと頑張って監督に名節に会いに行きたいと思った」と語った。
一方、ロウンはこの作品を最後に軍入隊する。入隊を控えたロウンにパク・ソハムは「行っても成長すると思う。その時間を無駄にしないと思う。素敵な男になって帰ってくるだろう」と応援した。ロウンは「元々7月入隊が延期された。祝福だと思う。今回釜山国際映画祭に行ってきたが、そこに行けず映像や資料で見ていたら悔しかったと思う。私が愛する作品を宣伝することまで私の責任だと思う」と語った。さらに「体を健康にして無事に行ってきます。演技が好きなので休まず演技すると思う」と伝えた。
ロウンは「暑い現場で私は(キャラクター設定のために)ほとんど裸同然だったが、イェウンは衣装も重ね着しなければならず不便だったはずなのに、イェウンが来ると現場が明るくなった。灯火のようなエネルギーを持つ友達」と自らシン・イェウンを称賛した。パク・ソハムも「ロウン俳優は私に常に100以上を与えようとした。1000、2000を与えようとした。自分が知っているすべてを私に教えようとした友達だ。演技を愛し、情熱が多い友達だと感じたのは、辛い中でも走り回り、自分のシーンでなくてもモニターを見てコメントをくれた」と応えた。さらに「イェウン俳優は撮影でなくても先に台本リーディングをしようと言ってくれた。現場で私をリラックスさせてくれた。散歩しながら会話をしたり、その空間に慣れさせてくれた」と称賛した。
パク・ジファンは「洗わずに髪を洗わずに出かけても目立たなかった」と明かし、笑いを誘った。そして「しかし、ロウン俳優からは良い香りがした」と語った。ロウンは「1年ほど撮影し、同じご飯を食べ、同じ場所で寝て家族になったので、お互いの匂いに無感覚になった」と弁明した。それでもパク・ジファンは「それでもロウンには良い香りがした」と笑った。
キム・ドンウォンは朝鮮に定着した女真族の将軍ワン・ヘ役を演じる。ミステリアスなワン・ヘについてキム・ドンウォンは「表向きは朝鮮の地で朝鮮人の姿で生きているが、その中には女真族の血が流れている。自分が立てた志を成し遂げるために力を探し求め、京江を手に入れようとしている」と説明した。アクション演技については「異邦人としての違和感、新しさが見えると良いと思った。生き残るために必死に足掻いた人物であるだけに、その物語が身振りに込められるようにした」と伝えた。
『濁流』はディズニー+で公開され、26日に1~3話を皮切りに、来月17日まで毎週金曜日に2つのエピソードが公開され、全9エピソードで楽しむことができる。
キム・ジウォン テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr