K-DRAMA
30代俳優が10代役を演じることへの視聴者の反応とその影響
俳優の実際の年齢と劇中キャラクターの設定年齢が大きく異なる作品がいくつか登場し、注目を集めています。パク・ソジュン(Park Seo-joon)はJTBC『経度を待ちながら』で20代の青年役を演じ、コン・ミョン(Gong Myung)は映画『告白の歴史』で高校生を演じました。ホ・ナムジュン(Heo Nam-joon)はJTBC『百回の思い出』で制服を着た1980年代の青春を演じる予定です。これらの俳優はすべて30代です。一部では「俳優とキャラクターの年齢差が大きすぎると没入感が損なわれる」という指摘が出ています。
同様の例として最近『告白の歴史』も言及されました。コン・ミョンは実際には1994年生まれですが、劇中では高校生を演じました。演技力自体は肯定的に評価されましたが、「制服姿が似合わない」という批判も少なくありませんでした。相手役のシン・ウンス(Shin Eun-soo、2002年生まれ)との組み合わせでは「同年代に見えない」という評価が多かったです。ある視聴者は「シン・ウンスは若々しい外見だが、コン・ミョンは確かに成熟して見えるため、劇のロマンスケミが弱かった」と指摘しました。
放送関係者は「演技が上手な俳優たちが制服設定のために無駄な指摘を受けるのは残念だ」と伝えました。続けて「制作会社の立場では、1人の俳優が初めから終わりまでキャラクターを消化する方が配役選定の面で容易かもしれない」と話しました。しかし、視聴者の間では「無理な制服着用よりも子役や青年俳優を別に起用する方が自然だ」という指摘も出ています。
制作会社が安定性を理由に1人の俳優に学園時代から成人演技まで全過程を任せる方式を続けるのか、それとも現実的な配役選定で視聴者の没入度を高める方を選ぶのかは、放送界の観戦ポイントとなる見込みです。
イ・ソジョン(Lee So-jung)テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr