K-DRAMA
MBC新ドラマ『月まで行こ』、個性豊かなキャラクターたちの物語に注目

MBCの新しい金土ドラマ『月まで行こ(달까지 가자)』(企画:チャン・ジェフン/演出:オ・ダヨン、チョン・フン/脚本:ナ・ユンチェ/制作:本ファクトリー)は、給料だけでは生き残れない「土のスプーン」3人の女性がコイン投資に挑むハイパーリアリズムのサバイバルストーリーを描く。新しい素材と俳優たちのシナジーが家庭劇場に新鮮な活力をもたらす見込みだ。
9月10日、『月まで行こ』の4人の主人公、チョン・ダヘ(イ・ソンビン役)、カン・ウンサン(ラ・ミラン役)、キム・ジソン(チョ・アラム役)、ハム・バクサ(キム・ヨンデ役)のキャラクターティーザー映像が公開された。各キャラクターのストーリーを凝縮した今回のティーザーには、「コイン列車」に乗らざるを得なかった「ムナニ」3人組、ダヘ、ウンサン、ジソンの物語が描かれている。さらに、ハム・バクサが金よりも切実に望む「夢」の正体まで明らかになり、すでに劇中の物語に没入させる。
ダヘのティーザー映像は、冒頭から「特に問題なく無難に生きたい」という素朴な願いが心を打つ。苦しい日常の中でも黙々と仕事に没頭するが、返ってくるのは「いろいろやるね」という上司の皮肉だけ。もう後がないダヘは「一度行ってみよう。お金が私を連れて行けるところまで。止まらずに行ってみるわ!」と「秘策」のコイン列車に乗り込む。「人生、何があるかわからないから」と叫ぶ彼女の姿がウィットに富んだ希望を投げかけ、これから展開される未来を応援したくなる。

新しい靴一足だけでも幸せな「ヨーローの代表者」ジソンの無邪気な日常が自然と笑顔を誘う。上司の叱責には「すみません」と習慣のように言い、愛嬌混じりの口調で危機を乗り越えることが多い。そんなジソンは、ウンサンの誘いにダヘまでコイン列車に乗ると、「そこがここよりも地獄だったらどうするの?」と危機感を感じる。まさにその時、「私たちが生きる現実よりもひどい地獄がどこにあるの?」というダヘの一言がジソンの心をつかむ。迷った末に結局コイン列車に乗ったジソン、今日だけを生きていた彼女にどんな明日が待っているのか関心が集まる。
投げるアイデアごとに大ヒットを飛ばした「マロン製菓の伝説」ハム・バクサ。しかし、彼のキャラクターティーザー映像では誰も予想できなかった意外な過去が明らかになり驚きを与える。エリートコースを歩んできたと思われていたハム・バクサの隠された経歴が、実は「歌手」だったのだ。自分が作った歌を今でも覚えていて好きでいてくれるダヘと向き合った彼は、「それくらいなら傷ついてももう一度やってみる価値があるんじゃないか?」と静かにステージを再び夢見始める。忘れていた夢を取り出した瞬間、その中でハム・バクサとダヘの物語がどのように展開されるのか期待が高まる。
一方、MBCの新しい金土ドラマ『月まで行こ』は、9月19日夜9時50分に初放送される予定だ。
キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr