K-DRAMA
ドラマ『ソチョドン』、現実の職場問題に共感を呼ぶ

tvNの土日ドラマ『ソチョドン』が、上司との葛藤から育児休暇などの現実的な悩みまで、職場人の共感を呼び起こしている。
まず、チョ・チャンウォン(カン・ユソク役)は、金さえ払えば何でもする代表弁護士ソン・ユドク(イ・ソファン役)の下で様々な仕事をこなしながら、ストレスを日々蓄積している。株価操作を行い拘置所に入った財閥の息子の話し相手をしに行かされる一方で、印刷代が惜しいと名刺の注文を止められたり、利益にならない国選事件は事務員の助けを受けるなと指示されるなど、ソン・ユドクの行動はますますケチになっている。
チョ・チャンウォンが「ドンミデ(お金に狂った代表弁護士の略)」の蛮行に幻滅を感じている頃、国選事件の依頼人が予想外の結果を得ることになり、深い無力感に陥ってしまった。上司との葛藤と弁護士としての限界に直面したチョ・チャンウォンがこの事態をどう乗り越えるのかが気になる。

しかし、妊娠に慣れるや否や、様々な現実的な問題がペ・ムンジョンの頭を複雑にしている。自分の当然の権利だと思っていた育児休暇が職場の状況によって当然ではないかもしれないからだ。代表弁護士のナ・ギョンミン(パク・ヒョンス役)も難色を示し、ペ・ムンジョンをさらに戸惑わせた。
さらに、目が回るほど忙しい事務所の風景が慣れているというよりはむしろ見慣れないものに感じられ、ペ・ムンジョンの悩みは一層深まっている。果たしてペ・ムンジョンは会社を続けることができるのか、それとも他の職場を探すか辞めることになるのか、彼女の選択に注目が集まっている。
過去の7、8話で言及されたボイスフィッシング犯罪をはじめ、アソシエイト弁護士たちが実生活に近い事件を次々と担当することで、没入度も高まる予定だ。現在も蔓延しているボイスフィッシング犯罪から、社会問題として浮上している学校暴力、職場内いじめなど様々な事件が予告され、私たちの周りでよく起こる出来事で深い感動を伝えている『ソチョドン』の次の物語が待ち遠しい。
テ・ユナ テンアジア記者 youyou@tenasia.co.kr