K-DRAMA
ランニングマン15周年特別放送、ファンからの批判続出


SBSの看板バラエティ『ランニングマン』が15周年を迎えた特別放送で、ファンからの厳しい批判に直面しました。期待を集めた記念回がスーパージュニアのデビュー20周年祝賀と食レポ中心の構成で埋め尽くされ、『ランニングマン』独自の個性とストーリーが後回しにされたとの指摘です。

特に『ランニングマン』のファンたちは「『ランニングマン』とスーパージュニアには明確な接点がないのに、なぜ彼らのデビュー20周年を共に祝わなければならないのか」と困惑した反応を示しました。また、「15周年特集なら、チョン・ソミンやイ・グァンスのように番組の成功に貢献した降板メンバーが出演すべきだった」という意見も少なくありませんでした。
あるネットユーザーは「既存のメンバー同士のストーリーよりも、新鮮味のないゲストを呼んでTMIを聞くのが公式なのか」とし、「『ランニングマン』独自の色はますます薄れている」と指摘しました。別の視聴者は「15周年にスーパージュニアの舞台衣装をリマインドし、昔話をする時間に、むしろメンバー同士で画期的なレースをした方が良かった」と残念がりました。

この日の放送で行われた『15段階辛味食レポ』もまた論争の火種となりました。視聴者たちは「食レポ中心の企画に変質して久しいのに、その記念碑的な回でもまた食レポなのか」という不満が噴出しました。続けて「長寿バラエティならそれにふさわしい構成と象徴性を持たなければならないのに、今回の回は何の象徴性も感じられなかった」と厳しく指摘しました。

視聴率もチェ・ボピルPDが演出していた当時は6〜8%を記録していましたが、現在は3〜5%台に低下しています。番組がゲスト中心、食レポ中心に再編される中で、メンバー間の有機的なストーリーやチームワークは次第に消えていったとの分析も多いです。実際に視聴者掲示板やSNSには「今や『ランニングマン』独自の物語がない」、「軽く笑って終わる食レポバラエティに転落した」という反応が主を成しています。

長寿バラエティというタイトルを超えて『ランニングマン』が今後も愛されるためには、方向性に対する根本的な悩みと企画の転換が必要だという指摘が力を得ています。視聴者たちの批判は単なる不満ではなく、長年の愛情が込められた助言であるため、より深く響いてきます。
イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr