K-DRAMA
カン・ユソク、『ソチョドン』で視聴者を魅了する演技力

tvN土日ドラマ『ソチョドン』(脚本:イ・スンヒョン、演出:パク・スンウ、企画:CJ ENMスタジオス、制作:チョロクベムメディア)が初回放送から熱い反応を受け、口コミで広がっています。カン・ユソク特有の明るく生き生きとした演技トーンが、ドラマのリズムを柔軟に調整しています。『ソチョドン』第2話は、全国世帯平均5.1%、最高5.9%、首都圏世帯平均5.1%、最高6%を記録し、全国基準で今年のtvN土日ドラマ歴代最高視聴率を更新しました。
tvNは上半期に500億ウォンの制作費を投入した『星たちに聞いてみて』が酷評の中で2.6%の視聴率で終了し、続く作品『カムジャ研究所』と『離婚保険』も1%台の低調な視聴率にとどまり、不振に陥っていました。その後、『いつかは賢い専攻医生活』(以下『ウンスルジョン』)、『未知のソウル』がヒットし、『ソチョドン』も2話で5%台を突破し、3連続ヒットの兆しを見せました。特に『ソチョドン』は『ウンスルジョン』、『未知のソウル』よりも早い視聴率上昇を見せています。

登場からエレベーター内で「私はさっき来たよ」というとぼけたセリフで雰囲気を一気に変えたチョ・チャンウォンは、単なる活力源キャラクターではなく、事件の流れを柔軟に繋ぐ役割も果たし、存在感を示しました。特に後輩カン・ヒジ(ムン・ガヨン役)との初対面では、特有の親和力とセンスを基にぎこちない場を自然に導き出し、人間味とプロフェッショナルさが共存するキャラクターとして視聴者の共感を得ました。
カン・ユソクはチョ・チャンウォンの多層的な面を繊細に描き出し、単なるテンションメーカーを超えて、劇全体の感情線に柔軟に溶け込む演技を披露しました。繰り返されるセリフでも微細な抑揚と速度の違いで多様な感情を吹き込み、キャラクター特有のいたずらっぽい表情と口調で劇の重さを効果的に分散させ、没入度を高めました。

特に第2話では、単なるリアクション以上の没入度の高い感情表現とセンスあるセリフ処理で、劇中でチョ・チャンウォンがなぜ欠かせない人物であるかを確実に証明しました。笑いと余韻を絶妙に行き来する彼の演技は、物語の緊張と緩和を効果的に配置し、劇のバランスを取る役割を果たしています。
情緒的な温度を調整する中心軸として視聴者には愉快さを、劇にはエネルギーを吹き込む名実ともに「劇内空気清浄機」として視聴者たちも「チョ・チャンウォンが出るシーンだけを待っている」との反応を見せ、彼の登場だけで劇全体の雰囲気が換気されるとの評価を受けています。
一方、tvN土日ドラマ『ソチョドン』は毎週土曜日と日曜日の夜9時20分に放送されます。