ディズニープラスの話題作『カジノ』、MBCで放送開始!注目の観戦ポイントとは?
ディズニープラスの話題作『カジノ』、MBCで放送開始!注目の観戦ポイントとは?
俳優チェ・ミンシク(Choi Min-sik)とソン・ソック(Son Seok-gu)が熱演したディズニープラス『カジノ』がMBCで放送される。

MBCは7月4日に初放送されるMBC特選シリーズ『カジノ』(ディズニープラスオリジナルシリーズ│演出/脚本 カン・ユンソン│制作 アークメディア、C-JeSエンターテインメント、BAエンターテインメント)の放送を前に、視聴者が注目すべき3つの観戦ポイントを公開した。

ディズニープラスオリジナルシリーズ『カジノ』は、フィリピンのカジノ界を支配していた伝説の男「チャ・ムシク(Cha Moo-sik)」が没落後に投じる最後の勝負と、彼を執拗に追うコリアンデスク刑事「オ・スンフン(Oh Seung-hoon)」との激しい心理戦を描いた犯罪アクション作品だ。

ディズニープラスで初公開された後、強烈な没入感と精巧なストーリーで大きな反響を呼び、「韓国犯罪ドラマの頂点」との評価と共にOTT内で高い視聴数を記録した。ディズニープラス公式チャンネルでも「韓国オリジナルシリーズの中で強者として浮上した代表作」と評価された。今回の編成はMBCが昨年の『ムービング』に続き披露するOTT-地上波クロス戦略編成第2弾で、コンテンツ流通の多角化と視聴機会の拡大を図る意義ある動きだ。
ディズニープラスの話題作『カジノ』、MBCで放送開始!注目の観戦ポイントとは?
ディズニープラスの話題作『カジノ』、MBCで放送開始!注目の観戦ポイントとは?
ドラマ『カジノ』はフィリピンのカジノ業界の伝説であり、終わりなき浮沈の中で生き残った人物「チャ・ムシク」の一代記を描いた作品だ。単なる犯罪劇を超え、人間の本性、欲望、そして裏切りと選択の結果を執拗に追う重厚な感情叙事が特徴だ。

特にフィリピン全域で行われた100%オールロケーション撮影は現実感を極大化する。カジノ内部とマニラ郊外、都市の裏通りや貧民街まで、実際の空間で撮影されたシーンは「まるでドキュメンタリーを見ているようなリアルさ」という視聴者の反応を引き出した。

カン・ユンソン監督は「空間自体が俳優の感情を引き出す舞台になればと思った」とし、撮影地の雰囲気と俳優の感情を一致させる「現場密着型演出」方式を追求したと明かした。

『カジノ』は三人の人物間の力学構造が強力なサスペンスを生み出す作品だ。チェ・ミンシク、ソン・ソック、イ・ドンフィ(Lee Dong-hwi)という三人の俳優はそれぞれ異なる世界観を代表し、劇の流れを導く主要な軸として活躍する。

26年ぶりにドラマに復帰したチェ・ミンシクは「チャ・ムシク」役を演じ、加害者であり被害者、英雄であり怪物としての両面性を繊細に表現する。「私の人生最後の勝負」という彼の台詞は、人物の全てを賭けて戦う切迫感を象徴する。

ソン・ソックは「オ・スンフン」役を演じ、冷徹な視線と正義感の間で揺れる警察の内面を表現する。「法でも捕まえられない真実」という台詞のように、正義と犯罪の境界線で最後まで押し通すキャラクターとして存在感を刻んだ。

イ・ドンフィは「ヤン・ジョンパル(Yang Jeong-pal)」役を演じ、ムシクの影のような存在で登場する。ユーモアと暴力性、忠誠心と怒りが混在した複合的なキャラクターを通じて「ジョンパルが人生キャラ」という反応を引き出し、「味方という言葉、聞きたかった」という名台詞は視聴者に深い余韻を残した。

映画『犯罪都市』を通じてジャンル的感覚を証明したカン・ユンソン監督は『カジノ』で脚本と演出を全て担当し、スリラーと人間ドラマを行き来する堅実な叙事を完成させた。彼は「『カジノ』は犯罪劇だが、結局人に関する話」と明かし、人間の欲望と選択、そしてその結果に対する審判をテーマにした。

最近カン監督はディズニープラス新作『ファイン』の広報懇談会でも「『カジノ』を通じてOTTプラットフォームが創作者にどれだけ多くの自由を与えられるか確認した」と述べた。彼は「現場のディテールと俳優との呼吸を十分に生かせた作業」とし、自身の演出世界を広げた作品として『カジノ』を挙げた。

一方、MBC特選シリーズ『カジノ』は7月4日夜10時に初放送される。