ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
≪イ・ソジョンのユノワット≫
'知ってますか?(you know what)' イ・ソジョン テンアジア記者が興味深い放送界のイシューを捉え、視聴者のドーパミンを刺激します。

俳優として作品活動に渇望しているハン・イェスルが、自らの俳優キャリアに利益をもたらさない行動を見せています。彼女は夫リュ・ソンジェとの関係を積極的に公開し、ファンとコミュニケーションを図ろうとしていますが、この選択が俳優としてのイメージに否定的な影響を与えているとの批判があります。
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
ハン・イェスルは10歳年下の恋人リュ・ソンジェとの2020年9月からの交際を公開しました。その後、リュ・ソンジェの過去の職業に関する噂が広まり、芸能界に波紋を呼びました。これに対しハン・イェスルは直接立場を明らかにし、「リュ・ソンジェは以前、演劇俳優として活動しており、カラオケで働いたことがある」と説明しました。

リュ・ソンジェのホストクラブ勤務説についてハン・イェスルは強く否定しました。彼女は「職業に貴賤はないように、私は自分の感情を信じて彼と一緒に過ごしている」と述べました。しかし、世間の反応は冷淡でした。違法な職業経歴を貴賤がないと表現するのは不適切だという批判です。一時は高級なイメージで愛されたハン・イェスルのブランド価値に傷がついたという反応が支配的でした。
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
5月、ハン・イェスルはリュ・ソンジェと婚姻届を提出しました。普通の過去を持つ人との結婚であれば肯定的な反応が続いた可能性が高かったでしょうが、リュ・ソンジェに関する否定的な噂のため、祝福よりも懸念の声が大きかったです。業界でも公開恋愛初期に二人の関係が長続きしないと予想されましたが、結婚に至った点に驚きを示しました。

過去にもハン・イェスルの俳優キャリアに対する評価は浮き沈みがありました。2003年シットコム『ノンストップ4』でデビューした彼女は新鮮な魅力で注目され、2006年ドラマ『幻想のカップル』ではシンドロームに近い人気を得て確固たる地位を築きました。しかし、2011年ドラマ『スパイ明月』撮影中に突然アメリカに渡り、論争の中心に立ちました。当時の彼女の無責任な行動は大きな批判を呼び起こし、「非好感イメージ」という烙印が押されました。

その後3年ぶりに『美女の誕生』で復帰しましたが、期待に及ばない反応を得ました。その後『マダム・アントワン』、『20世紀少年少女』、『ビッグイシュー』などに主演で出演しましたが、『幻想のカップル』のインパクトを超えることはできませんでした。特に演技力の面での限界が指摘され、俳優としての強みを確保できなかったという評価が続きました。公開恋愛と結婚後には俳優イメージとさらに遠ざかったという意見が大多数です。
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
ハン・イェスル、俳優としてのキャリアと私生活のバランスを問われる
ハン・イェスルの次回作として取り上げられていた『ソウルに女王が住む(仮題)』は制作が頓挫し、彼女の俳優としての空白期間は1年さらに長くなりました。今年彼女は作品活動よりもYouTubeやCF出演など他の活動に重きを置く姿です。大衆がハン・イェスルを思い浮かべるとき、過去の代表作よりも「カラオケ出身の夫」や「撮影中逃避論争」といった否定的なイシューが先に浮かぶという指摘もあります。

ハン・イェスルは自身のYouTubeチャンネルを通じて俳優としての渇望を率直に打ち明け、「一生懸命にやれる」との意欲を見せましたが、依然として大衆と業界の視線は冷ややかです。彼女が夫リュ・ソンジェとの愛を隠さずに示す姿が人間的には理解されるかもしれませんが、業界関係者はこれを俳優としてのイメージ構築において否定的に批判しました。作品キャスティングの面でも彼女を起用するのは容易ではないという評価が多いです。

適度な率直さも良いですが、ハン・イェスルは俳優としてのキャリアと私生活の間でバランスを取れなかったように見えます。華やかだった全盛期とは異なり、最近の行動は俳優としてのアイデンティティを曖昧にしています。大衆と業界の信頼を取り戻すためには、より慎重な選択と自己管理が必要だという指摘が出ている理由です。

イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr