K-POP
コーチェラでトロットが響く!ビッグバンのテソンが新たなK-POP戦略を示す
トロットは海外では馴染みのないジャンルだ。テソンはこれまでトロット以外にも様々なジャンルのソロ曲を発表してきた。むしろトロット曲は数えるほどしかない。それにもかかわらず、個人ステージの曲としてトロットを2曲も選んだ。観衆に馴染みのないスタイルの曲でも彼らを魅了できるという自信が際立つ場面だ。
グローバルな観客に馴染みのないジャンルという点が、むしろ差別化ポイントとして作用したという分析が出ている。多くが類似したサウンドとパフォーマンスを披露するフェスティバル環境で、見慣れない形式はそれ自体で視線を引きつける装置となる。
異質なジャンルの実験は口コミで広まり、チャートの成果につながった。これはアーティストの活動領域および音楽的スペクトラムを広げる契機となった。「スーパーチャムチ」は2022年10月に正式音源として発売された後、アメリカビルボード「ワールドデジタルソングセールス」と「デジタルソングセールス」チャートを席巻し、「ホットトレンディングソングズ」に45週連続でチャートインした。「2024 FESTA」以降、ビルボード「ワールドデジタルソングセールス」(6月22日付)で再び1位に上がることもあった。
トロットは叙事中心の歌詞と情緒の伝達が核心のジャンルであるため、言語の壁が相対的に大きく作用するという指摘もある。しかし、K-POPがすでに韓国語の歌詞を維持したままグローバル市場で成果を上げた点を考慮すれば、言語自体が決定的な制約として作用するとは言い難い。パフォーマンス、メロディ、コンセプトを総合して楽しむ市場特性上、ジャンル固有の情緒が差別化要素として機能することができる。トロット特有のリズムと歌唱法、そして直感的な感情線は言語の壁を越えた伝達力を持つ。テソンとジンの事例はトロットが「ローカルジャンル」に留まるのではなく、K-POPの拡張されたスペクトラムの中で再文脈化される余地があることを示している。
キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr