B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
「新曲『ヘンロ』は青春が進む道を常に応援するという意味で作った曲です。自分自身を応援する気持ちも大きかったです。」

グループB.A.P(ビーエーピー)のメンバーでありソロ歌手のジョン・デヒョン(정대현)が3年ぶりの新シングルアルバム『ヘンロ』でカムバックする。6月にシングル『ステイ』で久しぶりにソロ歌手として大衆の前に立ったジョン・デヒョン。今回は『ヘンロ』でソロ歌手としての活動に新たな道標を立てる。1日、ソウル中区テンアジア社屋でジョン・デヒョンに会った。

ジョン・デヒョンの『ヘンロ』はバンドサウンドが際立つ曲で、「青春の彷徨と不完全さを抱え、自分だけのリズムで道を見つけていく」という希望的なメッセージを込めている。ジョン・デヒョン自身に向けた言葉でもあった。ジョン・デヒョンは「これまでの枠を破り、新たなスタートを知らせたかった」とし、「この曲を通じてソロ歌手ジョン・デヒョンとして新たな視点を迎えたい」と語った。
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
前回の『ステイ』に続き、今回もB.A.Pメンバーのバン・ヨングク(방용국)のサポートを受けてカムバックする。彼は「リーダー兄さんが作業してくれた曲でカムバックすることになった。自分をよく知っている人と作業するのが良いと思った。案の定、息がぴったり合った。ヨングク兄さんが季節や自分に合うジャンルなど様々な部分を考慮して曲をくれた。曲を受け取った瞬間、『これは誰が見ても自分の曲だ』と思った。細かく説明することもなく、すべてが速やかに進んだ」と裏話を伝えた。

先に発売されたB.A.Pユニットのバンジョンユムン(방용국・정대현・유영재・문종업)ミニアルバムに続き、ジョン・デヒョンの新曲もバンドサウンドが際立つ。ジョン・デヒョンは「国内でバンドシーンが活性化していることもあり、個人的に好きなジャンルでもある。B.A.Pは多様なジャンルの音楽をしてきたが、基本ベースにはバンドが常にあった。ドラム、ギター、ベースなどがメインに入っていたため、そのサウンドが馴染んでいる」と語った。

フェスティバルのステージにもぴったりの曲だ。ジョン・デヒョンは「この記事を見ている方の中にフェスティバル関係者がいれば呼んでほしい」と冗談を言った。彼は「本来8月を狙って曲を出す予定だったが、より良いクオリティにアップグレードするうちに時間がかかった。フェスティバルが終わりに近づく時点で出ることになり、残念な気持ちがある。来年には『ウォーターボム』のステージに挑戦したい。運動が好きなので常に準備ができている」と自信を見せた。
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
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B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
バンジョンユムンの活動が長い空白を破り、新しいアルバムを準備するのに大きな力となった。ジョン・デヒョンは「最後のアルバムを出したのが2018年だ。その時アルバムを出して軍隊に行った。ソロアルバムを出せない状況で、軍隊を含めて空白期が数年あった。除隊して出てきた時が前の会社との契約が終わる段階にあった時点だ。だからアルバムを出すには微妙で、自然に新しいアルバムを出すまでに時間がかかった」と説明した。続けて「幸いにも昨年B.A.Pユニットメンバーとバンジョンユムンで活動したことが確実に助走となった」と語った。

バンジョンユムンは8月に初のEP『CURTAIN CALL』(カーテンコール)を発売し、今年1月にはKBSアリーナホールでコンサートを行った。ジョン・デヒョンは「ほぼ3、4年ぶりにステージに立った。1年だけステージに立たなくても感覚が大きく落ちるのに、3年という時間は非常に長かった。その大きなステージで既存のB.A.Pの破格的な曲と強い振り付けを消化するのは簡単ではなかった。どうにかしようと努力した結果、すぐにフォームが戻った。死ぬ気でやった」と振り返った。
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
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B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
続けて「小さな公演場でもないのにファンが客席を埋め尽くした。しかもメンバーがみんな離れて暮らしていて突然集まって公演したのに多くの方が訪れた。信じられない愛を受けた。生涯持っていく瞬間だと思って最大限目に焼き付けようとした」とし「ロトを当てたように感じる瞬間だった。これからそんな瞬間は二度とないだろう」と感激に満ちて語った。ジョン・デヒョンは「ロトというのは金銭的な意味ではない。それだけ価値があるという比喩に過ぎない」と急いで付け加え、笑いを誘った。

B.A.Pの未来も期待できる。彼は「B.A.Pの活動の可能性は常に開かれている。バンジョンユムンで一度口火を切ったから。やるとはっきり言えないが、確かにまた機会が来ると思う。メンバー全員にとって素晴らしい瞬間で久しぶりに幸せだった。おそらくみんなやりたい気持ちは常にあるだろう。ただ、より良い状況で良いステージをしたいという欲もあり、みんな会社も違うので簡単には出てこないだろう。それでも状況が合えばまたできるのではないか」と語った。

元祖「ビジュアルメインボーカル」として知られるジョン・デヒョンは、常に自己管理をしている。彼は「『ビジュアルメインボーカル』という修飾語のためにもっと一生懸命顔を管理しているのではないかと思う。自分が常に管理することでファンが誇りを感じられるのではないか。管理というのは本当に簡単ではない。パックも一生懸命貼り、様々に努力している」と管理の秘訣を伝えた。
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
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B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
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ジョン・デヒョンは空白期を運動一つで耐えた。彼は「歌手というのは活動的な職業ではないか。ドーパミンの中で生きていて突然生活が余裕になったんだ。何かしなければという考えで運動した。1日も欠かさず運動した」と明かした。趣味も運動だけだという。ジョン・デヒョンは「体が健康でなければより良いコンディションでステージに立てないではないか。『ジムジョングク』など運動バラエティにも出てみたい」と情熱を見せた。

諦めたい瞬間もあったが、乗り越えた。ジョン・デヒョンは「再び戻るのが難しかった。前の会社との終わりがきれいではなく、疲れていた。30歳を超えて家族など面倒を見なければならない人も増えた。もう甘えで耐えることはできなかった。空白期にあれこれ他のことも経験してみた。何をすればいいか悩んだ。アルバイトもしたし、趣味でしていた運動を深く勉強してみたりもした。故郷に下りて住もうかとも考えた。大丈夫だと思ったが違った。それからジョンオプのファンミーティングにゲストで立ったのをきっかけに再び歌手の道を歩むことにした。その時の歓声を忘れられず、今でも映像を探して見る。本当に久しぶりにステージに立ったが、忘れられない記憶になった。自分は歌手をしなければ生きられない人だと気づいた」と打ち明けた。
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
B.A.Pのジョン・デヒョン、3年ぶりの新シングル『ヘンロ』でソロ活動再開
ファンの歓声をきっかけに心を引き締めたジョン・デヒョンは、ファンと近くで呼吸しようとした。ジョン・デヒョンは先月30日、ホンデサンサンマダンの前で約1時間、ライブバンドと共にバスキング公演を行った。彼は「『ヘンロ』を企画する時から出していたアイデアだ。曲自体が楽しい雰囲気のバンド曲なので、人々と一緒に歌うと良いと思った。本当は地方にも行きたかったが、スケジュールが合わず残念だった」と伝えた。続けて「新曲を初めて披露する場でもあり、10年ぶりのバスキングでもあったので歌に集中したが、ファンの声がイヤモニを突き抜けて入ってきて力が湧いた。どれだけ多くの方が来てくれるか心配だったが、多くのファンが来た。暑い日に朝早くから席を守っている姿を見て感謝した」と語った。

今年でデビュー14年目を迎えたジョン・デヒョン。彼は「長い時間活動してきたにもかかわらず、名前があまり知られていないと思う。新人の気持ちに戻り、最善を尽くそうと思う」と謙虚な姿を見せた。

「欲しい修飾語ですか?名唱猫です。笑うとできるインディアンえくぼが猫のひげのように見えるからか、ファンがそう呼んでくれるんです。『名唱猫』という修飾語にふさわしい歌手になります。」ジョン・デヒョンはインディアンえくぼがくっきりと入る明るい笑顔を見せながら語った。

ジョン・デヒョンの『ヘンロ』はこの日午後6時、オンライン音楽サイトを通じて発売される。

キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr