歌手サイ、向精神薬の代理受領疑惑で警察調査中
歌手サイ、向精神薬の代理受領疑惑で警察調査中
歌手サイ(47・本名 パク・ジェサン)が向精神薬の非対面処方および代理受領の疑惑で警察の調査を受けている。

28日、警察とメディアの報道によると、ソウル西大門警察署はサイと彼に薬を処方した大学病院の教授A氏を医療法違反の疑いで立件し、捜査中である。

警察は、サイが2022年から最近まで対面診療なしにソウルのある上級病院でザナックス、スティルノックスなどの向精神薬を処方され、薬をマネージャーが代わりに受け取ったと見て、関連診療記録を確保するために病院を押収捜索した。

向精神薬は原則として医師の対面診療と患者本人の受領が原則である。家族・介護人など例外的な場合にのみ代理受領が制限的に許可される。コロナ19流行初期の2020年2月から一時的に電話処方と代理受領が許可されたが、2021年11月からは対面処方の原則に転換された。

所属事務所ピネーションは代理受領の事実を認めた。所属事務所は「専門医薬品である睡眠薬を代理受領した点は過誤であり不注意だった」とし、「サイは慢性睡眠障害の診断を受け、医療陣の指示に従って定められた容量を服用してきた」と明らかにした。ただし、所属事務所側は「他人の名前で代理処方を受けたことはなく、過剰服用や目的外使用もなかった」と説明した。また「コロナ時期に非対面診療で処方を受けた後、忙しいスケジュールで非対面処方を続けてきた」とし「安易な側面があった」と付け加えた。

警察は押収捜索の結果などを基にサイと処方医療陣の医療法違反の有無を引き続き確認する予定である。