ATAフェスティバル2025で輝く10cmの新たな音楽の魅力
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ATAフェスティバル2025で輝く10cmの新たな音楽の魅力
《テンアジアのATAフレンズ》
涼しい秋の日を美しく飾る『ATAフェスティバル2025』の出演者を詳しく見ていきましょう。フェスティバルのラインナップをしっかり把握して楽しむ準備はできていますか?

歌手10cm(クォン・ジョンヨル)はK-POP業界で最も代表的な「エゲンナム」(エストロゲン男性)として挙げられます。相手を主導的に引っ張るテトナムとは対照的な姿です。彼は時に慎重に、あるいは控えめに相手の関心を引こうとする内容の歌詞を曲に込めてきました。
ATAフェスティバル2025で輝く10cmの新たな音楽の魅力
ATAフェスティバル2025で輝く10cmの新たな音楽の魅力
10cmは最近7年ぶりの正規アルバム『5.0』を公開しました。叙情的なアコースティックな雰囲気ではなく、今回は軽快なバンドサウンドを中心に構成されています。タイトル曲『愛は六つの弦』は、たった6本のギターの弦で愛を表現するために指が痛くても、ステージで素晴らしい姿を見せるために耐えてみせるという可愛らしい決意を込めています。公演をうまくやったものの、期待とは異なる退屈な表情に終わってしまった初恋の六つの弦として心を閉じます。そして「不器用な指が悲しく動く」と歌も愛の話も締めくくります。

収録曲『No.1』では「あなたが私の1番だけど、私はあなたの1番ではない」と残念さをぶつぶつと繰り返されるベースラインの上に吐露します。自分が1番になるために積極的に出ないという点で「エゲン」たっぷりの曲です。

歌手ビビと一緒に歌った『ダンス』では、クォン・ジョンヨルが直接リードするよりも、相手の女性が「不器用な私の動きが隠れるように」先に自分の手を取ってくれることを望む心を表現しました。同じ方法で『Slave For You』(スレイブ・フォー・ユー)も相手の魅力が自分を捉え、すべてを捧げるというエゲンナムの心の痛みを込めました。
ATAフェスティバル2025で輝く10cmの新たな音楽の魅力
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その他にも今回のアルバムに収録された全12曲の中で、話者が主導的に愛に出るという内容はありません。代わりに後ろでこっそり相手を称賛したり、相手が近づいてくれることを望む内容です。最近流行しているエゲンナムの定石を示しています。

『ストーカー』、『フォンコンサート』など彼の既存の代表作でも彼は自分を誇示しません。それよりも自分の不足をまず思い浮かべたり、相手の前で震える心を抑えながら求愛の歌を歌います。

彼がこれまで披露してきた音楽は非常に大衆的です。耳にすぐ入るメロディを繰り返して合唱を誘導する作曲の実力を持っています。彼に特に女性ファンが多い理由は単に曲が良いからだけではありません。一般的なテトナムの姿ではなく、弱々しいエゲンナムの姿でファンの心を揺さぶっているからです。

10cmは9月27日から28日にかけてナンジ漢江公園で開催されるグローバル音楽祭『ATAフェスティバル2025』のステージに立ちます。10cmが公演を行うのはイベント初日(9月27日)です。この日の出演者にはキム・ジュンス、ファン・ガラム、ハイキー、ペパートーンズ、ジャンナビ、イ・ムジン、10cm、セイ・マイ・ネーム、パク・ヘウォン、キョンソ、ユニスなどがいます。イベント2日目(9月28日)にはキム・ジェジュン、ハ・ソンウン、82メジャー、トゥアーズ、クレヴィティ、キューダブルユーイーアル、フィフティフィフティ、バッドビラン、ザ・ボーイズ、ニュービートなどが漢江のほとりを飾ります。

イ・ミンギョン テンアジア記者 2min_ror@tenasia.co.kr