K-POP
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
May 6, 2025
Updated May 6, 2025
by jiwon
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
「皆さんがいっぱいに詰まった姿を見ていると、いつかこの会場も小さく感じる日が来るのではないかと思いました。今日の公演を最後にこの会場と『バイバイ』したいです。もっと広いところで遊べたらどんなにいいでしょう。」(ジュヨン) 今やオリンピックホールも小さい。バンド、エクスディナリー・ヒーローズがオリンピックホールを満員にし、4日間の旅を終えた。
エクスディナリー・ヒーローズ(Xdinary Heroes、XH、以下エクディズ)は5日、ソウル松坡区オリンピック公園オリンピックホールで新しいワールドツアー『Xdinary Heroes
World Tour』(<ビューティフル・マインド>、以下『Beautiful Mind』)ソウル公演を開催した。2日から4日に続く最終公演である。ワールドツアー『Beautiful Mind』はエクディズの名前を冠した2回目のワールドツアーで、初のワールドツアーに比べて一層拡大した規模で行われた。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
この日、エクディズは新曲のタイトル曲『ビューティフル・ライフ』(Beautiful Life)で幕を開けた。エクディズは変化に富んだ流れが特徴のこの曲で多彩な魅力を誇った後、鍵盤メロディが際立つ『シンフォニー』(XYMPHONY)でステージを続けた。ジョンスは華麗な鍵盤演奏で観客を息を呑ませた。メインボーカルのジョンスが歌う時は、もう一人の鍵盤担当メンバーであるオッドが演奏を担当した。ボーカルと楽器演奏が調和し、メンバーたちの音楽的なハーモニーが輝いた。 メンバーたちは続けて6曲を消化した後、自信に満ちた挨拶を交わした。あるフェスティバルで『ストロベリー・ケーキ』(Strawberry Cake)を歌った映像が口コミで広まり、『4世代ボーカルトップ』という修飾語を得たジュヨン。ジュヨンは「皆さんが作ってくれた『4世代ボーカルトップ』」と堂々と自己紹介した。ジョンスは出身地を活かして「オリンピックホールに遊びに来た一山の王子」と挨拶した。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
メンバーたちは原曲とは異なるアレンジを加え、ライブ公演の生動感を引き上げた。ジュヨンとジョンスは『アゲイン? アゲイン!』(AGAIN? AGAIN!)で甘美なハイライト部分を気合を入れるように力強く歌った。オッドは歌詞を変えて歌うこともあった。彼は『君に落ちない方法を教えて』という歌詞を『君に落ちない方法はないんだよ』と改作し、ファンの心を射止めた。 楽器ソロもステージの多様性を増した。エクディズは曲を自然に繋ぐリンクとして楽器ソロを活用した。『バッド・ケミカル』(Bad Chemical)以降『ラブ・アンド・フィア』(LOVE and FEAR)に続く区間でジュヨンのベースソロを見ることができた。『ジョージ・ザ・ロブスター』(George the Lobster)の前にはジョンスとオッドの鍵盤演奏がそれぞれ続いた。『サッカー・パンチ』(Sucker Punch!)に移る時はゴニルのドラムが駆け巡った。『ウォーキング・トゥ・ザ・ムーン』(Walking to the Moon)の前にはガオンのギター演奏が繰り広げられた。ジュナンは『ブレイク・ザ・ブレイク』(Break the Brake)の前にギターソロで雰囲気を盛り上げた。各楽器の色が鮮明に現れ、観客は曲と曲の間でも休む暇なく没入することができた。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
オッドは久しぶりにショルダーキーボードを取り出した。普段は固定された位置でシンセサイザーを弾いていたオッドは、ショルダーキーボードを肩にかけてステージのあちこちを駆け巡った。オッドは昨年11月に開催されたコンサートで初めてショルダーキーボードを演奏したことがある。ジュヨンは「オッドが約束を守った。昨年初めて取り出したキーボードを久しぶりに見せてくれた」とこれを言及した。オッドはショルダーキーボードを高く持ち上げたまま「多くの音を出すことができる。特に尖った音が魅力的な友達」と紹介した。彼は「ちょっと自分に似ている」と付け加え、可愛らしい魅力を見せた。 メンバーたちは最後まで溢れるエネルギーを誇った。最後の曲『マネー・オン・マイ・マインド』(Money On My Mind)のジュナンのギターソロ区間では、ガオンがステージに横たわって楽器を演奏するパフォーマンスを見せた。オッドも一緒に横たわりショルダーキーボードを弾きながら雰囲気を盛り上げた。彼らと向かい合って立ったジュヨンはメンバーの上でベースを演奏しながらヘッドバンギングをした。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
構造物と小道具を活用したステージ演出は没入感を高めた。最初のセクションの3曲目『バイシクル』(Bicycle)あたりでステージの後ろから旗が登場した。旗が風に揺れながら壮大な雰囲気を加えた。新しいアルバムのコンセプトとも合う演出だった。『ウォーキング・トゥ・ザ・ムーン』の時には天井から蝶の形をした構造物が降りてきて、青い光と緑の光を帯びて幻想的な感じを与えた。冥王星をテーマにした曲『プルート』(PLUTO)の時には星を形象化したグラフィックが施された。『ナイト・ビフォア・ジ・エンド』(Night before the end)では赤い光に染まり、燃え上がりながら分離して火蛾を連想させた。また、オッドは『フィーリング・ナイス』(FEELING NICE)と『マネーボール』(MONEYBALL)などの曲で拡声器パフォーマンスで視線を集中させた。 照明演出面では惜しい点もあった。ピンスポットライトが歌っているメンバーにのみ集中し、他のメンバーの楽器演奏シーンを鑑賞するのが難しかった。様々な楽器が調和して一つの曲を完成させる姿はバンド公演の大きな醍醐味であるだけに、このような演出は惜しさを残した。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
強烈な曲が続けて続くセットリストのせいで負担感もあったという。ゴニルは「今回のコンサートほど心的負担が大きかったことはなかった」と打ち明けた。彼は「セットリストが非常にハードだった。合奏の準備をする時からセットリストの半分くらい来ると休んでから行かなければならないほどだったが、全部終わってみるとすっきりしていて幸せだ」と語った。ジュヨンも「昔はできないと思っていた4日間の旅がこうして終わるとすっきりする反面、できないと思っていたことができると誇らしくもあり、終わると寂しくもある」と共感した。 ジョンスは良くない喉の状態でも4日間の公演をやり遂げた。彼は公演中に楽器の下の空間に隠れて薬を飲みながらステージを続けるなど、闘魂を見せた。それにもかかわらずジョンスは「今回のコンサートにプロらしくない姿で臨んだようで惜しさが大きかった」と告白した。彼は「健康でない喉で歌うその瞬間にも皆さんはいつも私を見ながら『良い、ありがとう』と言ってくれていた。それを見て感じた。ステージで歌をどうするかよりも、見に来てくれた方々に最善を尽くして最高のプレゼントを届けるのが私の職業ではないか」と語った。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
ガオンは心の内を明かした。彼は「実は今年に入ってから私が大きく変わった。昨年は意志薄弱だった。何をすべきかもわからず、どう生きていくべきかもわからなかった。ヴィランズ(ファンダム名)の前では大丈夫なふりをした。強いふりもしてみた。結局ステージをしながらすべてが露わになり、気づかれてしまった。それで変わらなければと思った」と打ち明けた。ガオンは「良い言葉もかけてくれ、健康的なものも食べ、体もたくさん動かした」と言い、「弱々しかった私がこうして4日間も堂々と立っている」と付け加えた。彼は「ただ今年からは自分を信じ始めた」と目を輝かせた。 メンバーたちは互いに対する愛情を示した。「やりたいことをずっとやる」と言っていたガオンは「まずこの友達たちと死ぬまで一緒に音楽をするのが目標」と力を込めて言った。両腕にテーピングをしたゴニルは「『花火の夜』をやっている時にジュナンと目が合った。私を見ながら笑っていた。正直、腕がとても痛くてずっと気にしていた。でもジュナンの笑顔に痛みと緊張、すべての悪いものがすっと溶けていった」と感動を呼び起こした。
エクスディナリー・ヒーローズ、オリンピックホールでの4日間の公演を成功裏に終了
デビュー後初のコンサートの時は所々に空席があったが、この日はエクディズのステージを見に来た観客で同じ会場が満員になった。ゴニルは「パク・ジニョンPDがいつも言っていることがある。『歌手はいつもコンサートをしたい。しかし、チケットを買って私たちを見に来てくれる人たちがいなければコンサートはできない。』この言葉がいつも心の奥深くに響いてきた」と語った。 彼は「デビューしてここで初めてコンサートをした時はたくさん空いていたが、こうして満員になっている姿を見ると本当に感謝している。皆さんが見に来てくれたから、そして見に来てくれるからこそ、音楽を作り続けて公演をすることができる」とファンに感謝の気持ちを伝えた。「明日一日を生きる動機になる瞬間をプレゼントする歌手になります。」(ジョンス) キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr