ハイブ、第1四半期営業利益前年同期比73%下落
ハイブ、第1四半期営業利益前年同期比73%下落
ハイブが今年第1四半期にも営業利益黒字基調を維持したが、売上と営業利益の面で前年同期比下落傾向を見せた。

ハイブは今年第1四半期の連結基準で3609億ウォンの売上高を記録したと2日明らかにした。前年同期比約12%減少した数値だ。ツアーズとアイレットの成功したデビューが先輩アーティストの休息期の影響を相殺した。両チームはそれぞれ50万枚以上のアルバム販売高を記録し、ハーフミリオンセラーに上がった。

第1四半期には相対的に新報発売が少なかったが、着実な売上を発生させる音源が安定した実績を出すことができる足場になった。第1四半期のハイブのレコード盤売上のうち、音源比重は約50%まで上昇した。

アルバムと公演、広告・出演など直接参加型売上高は2170億ウォンで、第1四半期の売上の約60%を占めた。直接参加型の中ではセブンティーンとエンハイフン、&TEAMの公演が大きく寄与した。

MDおよびライセンス、コンテンツ、ファンクラブなど間接参加型売上高は1439億ウォンで約40%の割合を見せた。ハイブとCJ ENM傘下の製作会社エグイズカミングが共同投資した「ナナツアー withセブンティーン」とセブンティーン、トゥモローバイトゥゲザーのツアーMDが第1四半期間接参加型売上に影響を及ぼした。

第1四半期連結基準営業利益は、既存アーティストの活動空白と新人グループのデビュー関連初期費用の影響で前年同期比73%減少した144億ウォンを記録した。既存アーティストの活動が少ない状況でも黒字基調を維持できた背景は利益基礎体力の改善にある。

ハイブは第2四半期からアーティストが大挙活動を再開し、ワールドツアーが本格的に始まるにつれて売上と営業利益の両方が改善されると見ている。去る4月セブンティーンとトゥモローバイトゥゲザー、ボイネクストドアがカムバックし、エンハイフン、ニュージンスもカムバックを控えている。防弾少年団のメンバーの中で、長兄は6月中旬に兵役義務を終える。

既存アーティストカムバックと新規アーティストデビューで今年新報発売は前年比30%以上増加する見通しだ。ファンとの接点も拡大する。昨年は8つのアーティストグループが128回のコンサートとファンミーティングを行った。今年は10チームが約160回のツアーとファンミーティングを計画している。

ハイブはK-POPのグローバル大衆性強化にもより本格的に出る方針だ。既存のマルチラベルシステムに加え、今年から現地文化と特性を反映したIP開発を強化する「マルチホーム・マルチジャンル」戦略も推進する。日本、アメリカ、ラテンを中心に現地文化と特性を反映したIPを開発し、現地での主導的な事業者の地位を確保し、Kポップに慣れていないファンをハイブエコシステムに流入させる戦略だ。

K-ポップ方法論をポップの本場米国に移植しようとする試みの最初の結果物キャッツアイもマルチホーム・マルチジャンル戦略の一環である。キャッツアイは今夏の米国現地でデビューする予定だ。

キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr