レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
混血や外国人アイドルメンバーが海外市場で活躍する事例が深刻に見える中、グループ「照らし」(VHCA)のように今後現地人メンバーを選ぶローカライゼーション戦略が増えると見つめる視線が存在する。新人が位置する隙が不足している国内市場より海外市場を狙うのが新人の立場で有利であるという判断からだ。

本格ローカライゼーション戦略が現れる前、国内アイドル市場では混血・外国人メンバーを通じた海外ファンダム流入を期待したりした。国内で西欧的なルックスで人気を集めている代表的な事例には歌手チョンソミがある。
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
チョン・ソミは西欧的なルックスがアイドルとして国内大衆と共感を形成しにくいという偏見を破った主人公だ。韓国-カナダの混血である彼はMnet音楽サバイバルプログラム「プロデュース101」シーズン1を通じて最終1位でデビューに成功、中心メンバーとして位置づけたこと。

Kポップ市場でチョンソミの成功を起点に、エキゾチックなルックスの混血メンバーと外国国籍のアイドルメンバーが登場し始めた。西欧圏中心の混血・外国人メンバー起用という指摘もあるが、タイ出身アーティストであるグループブラックピンクのリサ、グループ(女)の子供たちのミンニーを思い出してみると、しかしない。
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
ブラックピンクのメンバーリサはタイの首都バンコク出身のタイ人だ。リサはYGエンターテインメントの最初の純粋な外国人アーティストとなり、エキゾチックな音色とルックスで国内外の大衆に注目されてきた。そのためリサはブラックピンクの海外進出に大きく寄与したと評価されている。
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
(女)子供たちのミンニーは同じタイ出身のリサとは逆に、異国的でない外見と立派な韓国語実力で注目された。練習生として最も遅く入社したメンバーミヨンは「初めて会った時、ミンニーの韓国語の実力に当然韓国人であるとだけ分かった」というほど。しかし、グループのリーダーチョン・ソヨンは戦略的にミンニーのアイデンティティを大衆に表わした。曲「i'M THE TREND」の歌詞に「私は左利きのタイ人、but they think I'm韓国人」という歌詞を入れてミンニーを紹介したもの。ミンニー本人も放送を通じてタイを知らせ、自身のアイデンティティを浮き彫りにして大衆に代表的な外国人アイドルメンバーとして刻印された。
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
レッドオーシャン国内Kポップ、海外ニッチ市場を狙う
このように多様な国籍の外国人がKポップアイドルメンバーになって活躍している中、JYPは本格的なローカライゼーションの第一歩を踏み出した。様々な人種のメンバーを一グループでデビューさせたもの。去る1月デビューしたグループ映写は初めて東洋人、白人、黒人、ヒスパニック、アメリカ-ベトナム混血メンバーが均等所属している。

照らしについてキム・ホンシク大衆文化評論家は「ローカライズ戦略で米国市場を狙って作られたグループ」と説明した。彼は「過去には新人が国内で突風を起こして席をつかむことができた時代だったが、今は以前の世代のアイドルたちまでまんべんなくファンダムが分布しているので、そう簡単ではない状況だ。そのため、現在の新人たちは海外市場を狙うこと有利な構造」と多国籍グループの出現背景について分析した。

続いてキム・ホンシク評論家は「過去には地域別音源を作る程度の消極的ローカライゼーション戦略だったら、今は現地のメンバーを起用する積極的な形に変化したのだ」とし「メンバーの人種は米国大衆の考慮事項ではない。が見知らぬ話題になるかもしれないが、海外ではただ当然のことだ」とピンチした。

また、K-POPのローカライゼーション戦略の見通しについて、キム・ホンシク評論家は「短期間で成果を期待するのは難しいかもしれない。と伝えた。キム・ホンシク評論家は「ハイブが昨年末デビューを確定した6人組多国籍ガールズグループ'キャッツアイ'とJYPの照らしが今後可視的成果を出すならば多国籍グループ事例はさらに増えるだろう」と展望した。

イ・ミンギョンテンアジア記者 2min_ror@tenasia.co.kr