映画『王と生きる男』、1000万人突破の裏側に迫る!
映画『王と生きる男』、1000万人突破の裏側に迫る!
大企業を退職し、会社を設立して初めて制作した商業映画が一気に1000万映画に登り詰めた。映画『王と生きる男』(監督:チャン・ハンジュン、以下『王生男』)のイム・ウンジョン、オンダワークス代表の物語だ。悲運の王、端宗と彼の最後を見守ったオム・フンドの物語で1000万人の観客の心を揺さぶったイム代表は、『王生男』の企画背景、キャスティング過程から盗作疑惑まで様々な話を語った。

11日、ソウル三清洞のカフェで映画『王生男』の制作者イム・ウンジョン代表に会った。『王生男』は廃位された端宗と寧越流刑地の村長オム・フンドの物語を描いた作品。6日に1000万映画に登り詰め、10日までに1188万人の観客を集めた。

1000万映画の制作者となったイム代表は「感謝の気持ちしかない。最も感謝しているのは観客だ」と感想を述べた。また「計画していたスケジュールを実行し、1000万を達成した今、一人一人一緒に作った人たちが思い浮かぶ。皆さんが一生懸命やってくれたことに感謝している」と共に働いた仲間たちに感謝の意を表した。
映画『王と生きる男』、1000万人突破の裏側に迫る!
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2年ぶりに誕生した1000万映画であるだけに、興行要因についても様々な分析が出ている。映画を作った当事者は1000万映画の秘訣をどう考えているのか。イム代表は「私はシンプルに考えた。人々が映画館を恋しがっていたのだと思った」と明かした。続けて「全世代をターゲットにしたという側面も大きいと思う。登場するメインキャラクターの年齢層も多様だ。観客も10代から50〜60代まで全世代が楽しめる。実際に90代の高齢者の観客も見た」と語った。また「素材の面でも世代を超えて話し合える。多様な年齢層のキャラクターが登場するので感情移入しやすかったのだと思う。こうしたことがシナジーを生んだのだと思う」と伝えた。さらに「家族で来てもいいし、デートにもいいし、友達と見てもいいし、一人で来て端宗に感動することもできる作品だ。様々な目的で観覧できる。忘れていた様々な観覧の楽しさを思い出させたのだと思う」と付け加えた。

観客たちは『端宗に感動』しながら映画を何度も観覧し、寧越の観光遺跡地も訪れている。シンドローム級の人気にイム代表は「単にシナリオが良かったというよりもキャスティングとの組み合わせ」とし、「これほど大きなシンドロームを予想していなかったが、パク・ジフンの端宗がインパクトがあるとは皆思っていた」と語った。
映画『王と生きる男』、1000万人突破の裏側に迫る!
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1000万の朗報を伝えた『王生男』は最近、突然の盗作論争に巻き込まれた。2019年に亡くなった演劇俳優でありオム・フンドの子孫であるA氏の遺族が、A氏が生前に作成したドラマ『オム・フンド』のシナリオ初稿とかなりの部分が類似していると盗作を主張した。

盗作論争についてイム代表は「記事で知った。立場表明はした」とし、「内容証明は受け取っていない。状況の変化はまだない。私たちの立場は誠実に強硬に出た。追加事項はない」と説明した。事前に参考にした作品があるかという質問に「全くない」と答えた。そして「私がシナリオをピックアップしたわけでもなく、原案段階から作業した。セリフ一つもない時から始めた。トリートメント、初稿作業を一緒にした作家もいる。契約過程、会議過程、会議録などもすべてある。私たちは合宿しながら脚色を進めたこともある。その過程を見れば納得できるものがあるので、そのように立場を述べた」と伝えた。
映画『王と生きる男』、1000万人突破の裏側に迫る!
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映画の最も残念な点として挙げられるシーンは『トラのCG』だ。作品の完成度に比べてトラのCGがかなり不十分だという残念な声が出た。醜くて田舎臭いという意味の新語『バムティ』が付いた『バムティトラ』という屈辱的な別名も付いた。イム代表は冗談のように話したが「制作者として恥ずかしい部分」とし、「実際に顔が少し赤くなった。機会があれば修正、補完したいという気持ちが生まれた」と語った。

トラのCGが不十分だったのは公開スケジュールを合わせるためのやむを得ない選択だった。イム代表は「決められた期間内で何に重点を置いて映画を完成させるか判断した。すべてを完璧にすることはできなかった。旧正月の2週間前の公開という状況で大規模な試写を通じた口コミ戦略が必要だった。CGのクオリティを上げてその戦略を放棄するのも正しくなかった」と打ち明けた。

幸いにも『玉に瑕』トラのCGは最終的に再修正することに決定した。嘲笑の対象になり得た不十分なCGも一種の『ミーム』として楽しんでくれた観客たちにイム代表は「映画のメッセージをより大きく見てくれたようだ。冗談に昇華してくれる観客たちの寛容さに感動した」と感謝を表した。

チャン・ハンジュン監督は1000万映画になったら改名、整形、帰化などをすると冗談交じりの公約を掲げたが、『コーヒーイベント』に公約を変更した。イム代表は「監督がラジオで話している時、私はYouTubeで見ていた。『瞬間移動して引き出そうか』と思った」と笑った。続けて「目の下の脂肪再配置くらいはいいと思って1週間ほど説得した。監督は『それならそれを公約と認めることになる』と言って自分は喜劇人として冗談を言ったのだとしてユーモアでうまく乗り越えることにした」と伝えた。
映画『王と生きる男』、1000万人突破の裏側に迫る!
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イム代表は2011〜2023年CJ ENM映画事業部投資チーム・企画制作チームでプロデューサーとして働いた。『不汗党』(2017)の企画を、『国際市場』(2014)、『ベテラン』(2015)、『EXIT』(2019)などの投資を進めた。『恋愛に落ちたロマンス』(2021)にはプロデューサーとしても参加した。映画作業に精通したイム代表はCJ ENM退社後、2023年制作会社オンダワークスを設立した。

イム代表は「外部から持ち込まれるシナリオを見て映画が作られるようにし、内部ピッチングを通じて投資が行われる仕事を担当した。そうしているうちに作品を作る仕事に自然と来た。自然と私のアイテムが生まれ、一緒に働く作家、監督ができた。私が望む作品、始めた作品を完成させたいし、一緒に働く創作者たちとの約束を守りたい」と起業の経緯を明かした。

一気に1000万制作者となったイム代表。『王生男』の純制作費は150億ウォンと知られており、1000万観客突破で莫大な利益を得ると予想される。映画館入場券統合電算網によると、10日までに『王生男』の劇場累積売上は約1146億ウォンだ。

利益が実現したらやりたいことがあるかという質問に「私が全部持っていくのではなく、分けて受け取る構造」と笑った。続けて「ある程度うまくいった時は『準備している他の作品を安定的にできるな』と思った。『端宗大王様が、映画の神が見守ってくれているな』と思った」と語った。

続けて「もっとよくなった今は一緒に働いた人たちへの報酬を考えている。共同制作者であるチャン・ウォンソク、BAエンターテインメント代表とも議論している」とし、「今は少し抽象的に考えている。ただ何であれ韓国映画にもっと役立つ方向で何かをしたい」と伝えた。報奨休暇の計画はないかという質問に「議論はしているが、現実的に難しいと思う。映画作業の特性上、スタッフが様々な作品に参加しているため、誰かは行けて、誰かは行けない状況が生じると思うので」とし、「どのような形であれインセンティブを支給する」と答えた。

キム・ジウォン、テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr