K-MOVIE
アン・ボヒョン、新作『悪魔が引っ越してきた』で新たな魅力を発揮

『悪魔が引っ越してきた』は、毎晩悪魔に変わるソンジ(Seon-ji、イム・ユナ(Im Yoon-a))を監視するという奇想天外なアルバイトをすることになった青年無職キルグ(アン・ボヒョン)の魂が抜けるような物語を描いた悪魔憑きコメディである。
アン・ボヒョンが演じるキルグは、退職後、無味乾燥な自宅生活を送る青年無職で、昼と夜が異なるソンジ(イム・ユナ)の特別な秘密を知り、毎晩ソンジの保護者となる過酷なアルバイトを始める人物である。ソンジ役を演じるイム・ユナをすっぽりと覆うような大柄な体格に比べ、すっかり怯えた姿がこれまで見たことのないアン・ボヒョンの演技を期待させる。特に夜ごとにソンジを守る頼もしいドーベルマンのような姿から、ソンジの気に押されて服従するゴールデンレトリバーのような姿は、観客の心を掴むだろう。
イ・サングン監督はアン・ボヒョンについて「初めて見たとき、こんなに圧倒的な人がいるのかと思うほど魅力的だった。実際には本当に良い人だと感じたし、映画を見終わったらおそらくソンジの魅力で始まり、キルグの余韻で終わる映画になるのではないかと思う」と称賛した。アン・ボヒョンは「最初はどうすればいいか悩みが多かったが、監督と話をしながら『このキャラクターは監督だな』と思った。それで監督のディレクションに従おうとした」と語り、「体格はもともとやっていた運動があるので特にしていなかったが、イム・ユナとの体格ケミストリーについて多くの話があり感謝している」と伝えた。
大柄な体格に穏やかな大型犬のような姿で新たな魅力を見せる俳優アン・ボヒョンの次回作『悪魔が引っ越してきた』は、8月13日から全国の劇場で公開される。
キム・ジウォン(Kim Ji-won) テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr