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デイシックスのファンミーティングでの本人確認手続きに批判の声、JYPエンターテインメントが謝罪

デイシックスは、先月18日から20日にかけてソウルの蚕室室内体育館で行われたファンミーティングで、入場者に対して金融認証書、家族関係証明書、生活記録簿など過剰な本人確認書類を要求したとの批判を受けました。直系・傍系家族のチケット代理予約は許可されていると告知されていましたが、実際には入場を阻まれるなどの問題が発生し、オンライン上では「権力乱用」との批判が広がりました。スタッフがグループチャットで観客の身分証の写真を共有したり、現場で運営スタッフが特定の基準なしに実物と身分証の顔が違うという理由で入場を拒否したと運営の未熟さを指摘する声もありました。
これに対し、JYPエンターテインメントは21日と23日に2回にわたり公式謝罪文を発表しました。21日には「観客保護のための措置でしたが、柔軟でない運営によりご不便をおかけしました。管理上の責任を果たせなかった点をお詫び申し上げます」と述べました。23日には「運営業者に入場管理を委託して進行する過程で、不必要な個人情報を追加で要求したり、準備された書類の追加確認のために個人情報を収集して共有する行為など、不便を引き起こす事案が発生しました」と再度謝罪しました。

ただし、本人確認のために過剰な情報を要求しない点で違いがあります。一般的には身分証を対照後、予約者名と身分証に記載された名前が一致すれば迅速に入場させます。観客ごとに身分証の写真と実物の違いを「細かく」見たり、学校生活記録簿を要求したりはしません。このため、ファンダムの間でも「今回のJYPの手続きが特異なのは確かだ。SMは普通で、YGは本人確認をより柔軟に行う」との評価が最近出ています。
ハイブはさらに柔軟かつ確実に本人確認を行います。顔認識基盤の「顔パス」と現場対面確認方式の「インパス」で二元化して運営します。顔パスは観客がチケットを予約する際に事前に自分の顔をチケット予約先の「NOLチケット」を通じて撮影し、「暗号化された情報」形式で登録する方式です。公演場入場時に身分証なしでもゲート前のカメラを通じて顔認識のみで通過できます。顔認識技術には仁川国際空港スマートパスシステムにも適用されるトスの顔認識基盤ソリューションが活用されていると知られています。また、NOLチケットにアップロードされた本人顔情報は短期間での修正が不可能で、プレミアムを付けて顔情報を代理登録するなどの抜け道を防ぎます。
反対にインパスは事前に顔パスを登録していない観客を対象に運営される方式です。他のエンターテインメント社の本人確認方式と同様の構造で、現場本人確認ブースで身分証と予約明細書を対照して同一人物かどうかを確認します。

今回のデイシックスファンミーティングの論争に関連して、ある公演業界関係者は「違法なダフ屋根絶のための最低限の本人確認は必要ですが、実効性のない過剰な確認はむしろ観客の不便と新たな抜け道を生む可能性がある」と警告しました。