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アン・ジェウク、地上波復帰作『ドクスリ5兄弟をお願い』で成功を収めるか


キム・セア、テンアジア記者が芸能界のイシューを『セ』細かく、『シム』深く掘り下げます。
飲酒運転で物議を醸した俳優アン・ジェウクが、成功的な地上波復帰を果たす準備を整えている。KBS2週末ドラマ『ドクスリ5兄弟をお願い』が視聴率と話題性を両方とも掴み、停滞していたKBSドラマに活気を吹き込んでいる。放送終了を間近に控えた状況で、アン・ジェウクの残りの活躍にも注目が集まっている。
今年2月に初放送されたKBS2週末ドラマ『ドクスリ5兄弟をお願い』は、初回ニールセンコリア全国世帯視聴率15.5%でスタートした。その後、10%台中後半を推移し、最近では21%を超えて自己最高視聴率を更新した。勢いを集め、当初50話だったドラマは4話延長され、全54話に編成が変更された。
固定視聴者層が限られていたKBSにとって、久しぶりに挑戦できるドラマが登場した形だ。KBS週末ドラマはこれまで6070世代を中心に固定視聴層が確保された時間帯に編成されてきた。ほとんどの作品は基本的に二桁視聴率を記録したが、話題性の面では物足りなさがあった。ターゲット層が非常に明確であるため、展開や演出が若い世代とは距離があり、オンラインで話題になることも少なかった。

短い自粛期間を経てケーブルドラマにも出演していたアン・ジェウクだが、本格的な地上波ドラマ出演は今回が初めてだ。飲酒運転で物議を醸しただけに、酒を扱うドラマに出演することについて論争もあった。アン・ジェウクの演技トーンや役割の消化力について評価は分かれるが、ドラマが安定した視聴率を維持している点で一定の存在感を示しているのも事実だ。

『ドクスリ5兄弟をお願い』は放送終了まであと6話を残している。視聴率ではすでに十分な成果を収め、アン・ジェウク個人にとっても象徴的な復帰作となった。KBSにとっても再び週末劇の可能性を確認した契機だった。
しかし、重要なのは締めくくりだ。良いスタートと同様に良い終わりが重要な時点だ。アン・ジェウクという名前の前に付く様々な論争を乗り越えられるか、残りの3週間で有終の美を飾ることができるか見守るべきだ。
キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr