バラードの復活:マークトゥブとウディがメロンチャートを席巻
バラードの復活:マークトゥブとウディがメロンチャートを席巻
歌手マークトゥブの『シジャゲ アイ』やウディの『オジェボダ スルプン オヌル』など、これまで音源チャートの上位にあまり見られなかったバラードジャンルの音楽が最近注目を集めています。11日現在、メロンTOP100チャートの上位10曲中4曲がバラードです。

11日午後11時現在、メロンTOP100チャート1位から10位までの曲を歌ったアーティストは次の通りです。チャート順に、10CM、ウッズ、アイユー、セブンティーン、ジェニー、マークトゥブ、ジョジェズ、ウディ、エスパ、ビッグバンのジードラゴンです。

この中でアイユー、ジョジェズ、マークトゥブ、ウディの曲まで合計4曲がバラードです。今月に入り、大手事務所のアイドルではなく、ファンガラム、ジョジェズ、マークトゥブ、ウディなどの『バラード』歌手が急浮上しているのが特徴的です。

昨年までは『音源強者』と呼ばれる人々がチャート上位を占めていました。グループブラックピンクのロゼ、ビッグバンのジードラゴン、エスパ、バンドデイシックスなど大手エンターテインメント出身のアイドルやバンドが主流として認められていました。しかし今年に入り、ファンガラム、ジョジェズなど男性バラード歌手が注目を集め、チャートの構成が変わり始めました。6月には5ヶ月前に発売されたマークトゥブの『シジャゲ アイ』、2ヶ月前にウディがリメイクした『オジェボダ スルプン オヌル』(原曲キム・ゴンモ)がチャート10位圏に追加され、バラードの強さが際立っています。
バラードの復活:マークトゥブとウディがメロンチャートを席巻
バラードの復活:マークトゥブとウディがメロンチャートを席巻
ジョジェズとファンガラムを皮切りに、カラオケで高音域の歌を歌う姿をチャレンジとして撮影しアップする流行が広がったことが、バラードが愛される理由とされています。マークトゥブ、ウディ、ジョジェズ、ファンガラムの曲は現在カラオケ人気チャートにもすべて含まれています。

マークトゥブの『シジャゲ アイ』はYouTubeショーツをきっかけに愛され始めました。YouTubeチャンネル『パク・ダヘdahye』の運営者が4月25日にYouTubeチャンネル『ノレハヌンベグナ』に登場し、この曲をライブで歌ったショーツ映像は、掲載1ヶ月で1500万回の再生数を超えました。

彼が人気に乗じて『パク・ダヘdahye』チャンネルに5月15日に掲載した完曲カバー映像は、一般人のカバー映像にもかかわらず、公開から3週間で417万回の再生数を記録するほどバイラルになりました。マークトゥブ本人が直接その映像に訪れ、「より多くの方の心に届くことができました」と「以前よりも大きな愛を受けることができました。心から感謝します」と感謝のコメントを残しました。
バラードの復活:マークトゥブとウディがメロンチャートを席巻
バラードの復活:マークトゥブとウディがメロンチャートを席巻
チャート6位に名前を載せているウディの『オジェボダ スルプン オヌル』は2ヶ月前に発売されましたが、チャート上位には5月中旬から登場しました。マークトゥブと同様に、前述のカバーユーチューバーのパク・ダヘがカバーして愛され、原曲者のキム・ゴンモの歌、イ・チャンソプのカバーバージョンなどと比較され、訴求力を認められました。そのほかにも歌手ペ・ギソンのカバーが良い反応を得ています。

彼らは、楽しいアイドルやバンド音楽で体を温めていた冬が過ぎ、熱い夏が来る前に今与えられたニッチ市場をうまく掘り下げたようです。また、業界では最近「カラオケでよく歌われる曲が音源チャートの高い順位に上がり、長寿する」という言葉があるほど、カラオケの業界への影響力が強まっています。今年の夏のチャート動向が期待される理由でもあります。昨年のように女性アイドルの強さが戻ってくるのか、バラードの強さが続くのか見守る価値があります。

イ・ミンギョン テンアジア記者 2min_ror@tenasia.co.kr