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俳優クォン・ダハム、多彩な演技で注目を集める

Netflixシリーズ『D.P.』、『殺人者のパラドックス』で家庭の視聴者に強い印象を残したクォン・ダハムは、今年上半期の活躍を続けている。『悪縁』をはじめ、映画『LOST』、『破瓜』まで、クォン・ダハムの幅広い作品活動を振り返った。

映画『LOST』では、彷徨っていたミジ(하윤경(ハ・ユンギョン)役)に住まいを提供するという名目で金銭を要求し、縛り付けるヤンアチ(不良)ヨハン役を演じた。ヨハンの卑劣で俗物的な性格をリアルな演技トーンで赤裸々に描き出し、底辺の現実を実感させると評価が続いている。
先月30日に公開された映画『破瓜』では、カン先生(연우진(ヨン・ウジン)役)の殺人を依頼したチョン・ユンソプとして登場し、人間の卑劣さと恐怖、切迫した自己防衛本能を画面に映し出したクォン・ダハム。短いながらも強烈な登場で、チョガク(이혜영(イ・ヘヨン)役)との密度の高い対峙を見せ、観る者に没入感を提供した。
以前、クォン・ダハムは初の長編主演作『Through My Midwinter』で貧しい公務員試験生の冬を淡々としながらも切なく描き、第26回釜山国際映画祭で今年の俳優賞を受賞した。その後、Netflixシリーズ『殺人者のパラドックス』、『D.P.』シーズン2、ドラマ『The Law Cafe』、『Prison Playbook』、映画『Next Sohee』など多様な作品で着実にフィルモグラフィーを積み重ね、自身の堅実な実力を証明してきた。
さらに今年、全州国際映画祭のコリアンシネマ短編部門選定作『God Complex』の主演として全州を訪れ、観客との対話(GV)に参加するほか、映画配給会社を背景にしたコメディオフィスショートフォームドラマ『배급사 하과장(ペグプサ ハグァジャン)』のタイトルロールとしても大衆と出会う予定だ。
김지원(キム・ジウォン) テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr