TSMエンターテインメント、ウン・ガウンとの契約解除に対する公式声明発表

歌手ウン・ガウンが専属契約解除を通知した所属事務所TSMエンターテインメントが、ウン・ガウンが主張する解除理由はすべて事実無根だと強調しました。

TSMエンターテインメントは28日、公式声明を発表し、「所属事務所の精算金未払いに関する指摘について、我々は精算金を一銭も少なく支払った事実はない」と述べました。彼らは「最近の精算確認の結果、むしろ所属事務所が過払いした部分も確認された」とし、「ウン・ガウン氏が精算金以外の貸付金などを要求した場合にも誠実に支援してきた」と主張しました。

さらに所属事務所側は「ウン・ガウン氏と我々は今年2月に確認書を作成し、精算部分を含む契約上のすべての義務に対する違反事項がないことを相互に確認した」と説明しました。彼らは「その後も所属事務所は合意された手続きに従い、誠実に少しも漏れなく精算金を支払ってきた」と強調しました。

続いてTSMエンターテインメント側は「根拠資料を要求したにもかかわらず所属事務所が提供しなかったというウン・ガウンの主張は明白な虚偽」と線を引きました。彼らは「精算金支払いの内訳は毎月提供しており、ウン・ガウンが特に確認を要求した部分があり、先週詳細な精算根拠を整理してすべて提供した」と説明しました。そして「今年2月の再契約締結時にウン・ガウンの収入分配比率も段階的に引き上げることで合意した」とも付け加えました。

さらにTSMエンターテインメントは、ウン・ガウンのスケジュール妨害や業務怠慢などの態度を示した事実がないとも指摘しました。彼らは「最近、所属事務所の顧問を務めるイ・ヨンウク弁護士と共に事実関係と関連資料などを検討し、所属事務所が契約を誠実に遵守してきた事実を確認した」と述べました。

最後に所属事務所側は「我々はこれまで専属事務所の義務を誠実に履行してきたし、今後も誠実に専属事務所の役割を果たしていく」とし、「外部人のテンパリングなどで専属契約を揺るがす類似事件が再発しないことを望む」と記しました。

先に同じ日、歌手ウン・ガウンは所属事務所TSMエンターテインメントが専属契約事項を違反したとして専属契約解除を通知しました。ウン・ガウンの法律代理人である法務法人リムのイム・サラ弁護士は「ウン・ガウンがTSMエンターテインメントを相手に専属契約解除訴訟を準備している」とし、「所属事務所がスケジュールを妨害し、精算内訳を透明に提供しなかったため進行することになった」と説明しました。そしてイム弁護士は「ウン・ガウンの精算内訳を以前から要求していたが、所属事務所から受け取れなかった」と主張しました。