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デビュー41年目の女優キム・ヒエ、変わらぬ情熱と新たな挑戦

7日、キム・ヒエはソウル鍾路区三清洞のカフェで映画『普通の家族』に関するインタビューを行い、率直で多様な話を披露した。キム・ヒエはグレーのTシャツにデニムジャケットを羽織り、カジュアルなスタイリングで登場。目元に刻まれたシワにもかかわらず、独特の優雅な美貌を誇った。

キム・ヒエは劇中、ジェギュ(チャン・ドンゴン役)の妻ヨンギョン役を演じた。ヨンギョンはフリーランスの翻訳家で、自分のキャリアを大切にしつつ、妻として、母としての役割を果たすワーキングマザーである。
この日、キム・ヒエはヨンギョンについて「表と裏が同じキャラクターだ。率直で遠回しに言わない」とし、「ボランティア活動をし、姑の介護もするのを見ると、それだけで天使だ。介護に孝行者はいないという言葉があるじゃないか。認知症の母が唾を吐いたり叩いたりするのを、本当に好きでやる人はいないだろう」と語った。
続けて「それだけで天使だ」と強調し、「誰かに見せるためのものでも、それだけできるというのはすごいと思う。私の周りで親を介護している人たちを見ると、みんな大変そうだ。『私たちの子供たちにはさせてはいけない』と言っている」と付け加えた。

実際に夫に愛らしく愛嬌がある妻かと尋ねると、「そうしようとしている」と答え、笑った。キム・ヒエは「昔はやりたくなかったが、それも善循環だ。私がその人を大切に思えば、その人も私を大切に思ってくれる。夫婦だけでなく、すべての関係でそうではないか」と語った。

キム・ヒエは耐えて耐えて『普通の家族』まで来たと明かした。彼は「フナミ役をやった後はフナミのような役ばかり入ってきた。『私の男の女』をやった後はまたずっとファム・ファタールキャラクターばかり入ってきた。何年かを経て、提案された作品が『密会』だ。耐えていると良い機会が来て、うまくやり遂げ、それが私のキャリアになり、私のスペクトラムが広がった。また『夫婦の世界』で命綱が長くなった。『돌풍』、『クイーンメーカー』の反応も良かった。良い結果を得て命綱が続いた」と説明した。
ベテラン中のベテランだが、情熱は新人俳優だ。キム・ヒエは「演技の練習は当然のことだ。演技の練習をしないほど情けない俳優はいない。年も多いので2〜3倍もっとやらなければならない」とし、「機会が来たら後ろに引かずにやってきた。演技が上手な同僚たちと作業できることがドキドキする。遥かに若い後輩たちとやることが自分で素晴らしいと思う」と語った。
キム・ソユン テンアジア記者 seogugu@tenasia.co.kr