防弾少年団のシュガ、脱退世論を覆すか
防弾少年団のシュガ、脱退世論を覆すか
BTSのメンバー、シュガ(本名:ミン・ユンギ、31歳)が飲酒運転の疑いを受けている中、彼を支持し、BTSの7人メンバーの維持を応援する声が上がっている。

28日、複数のX投稿によると、ラテンアメリカのARMY(BTSファンダム)はこの日、ソウル龍山区に位置するHYBE本社前にシュガを支持し、BTSの7人メンバーの維持を望む内容が表示された電光掲示板トラックを送った。トラックの電光掲示板の下部には「朝は再び来る、どんな夏もどんな季節も永遠ではないから」、「すべてうまくいくよ」といったメッセージも含まれていた。

さらに、ラテンアメリカのファン連合は本社の歩道側のバス停広告バナーを通じて「BTS IS SEVEN」(BTSは7人だ)、「すべてうまくいくよ」といった支持の意を表明した。

先に、飲酒運転で立件され警察の調査を受けたシュガに対して、一部のファンダムは大きな失望を示し、彼の脱退を要求する声を上げていた。

ラテンアメリカのARMY連合はこのような世論に反して、シュガを含むBTSの7人を支持する意見を公に表明した。BTSのファンダムは広範囲にわたるため、これに対する意見も分かれている。

ただし、一部ではラテンアメリカのBTSファンダムが飲酒運転に寛大な反応を示すのは、飲酒運転に対して比較的寛大な自国の文化の影響を受けたものだという分析もある。実際、メキシコでは飲酒行為が社会的に男性性を誇示する手段とされている。統計によると、男性の62.8%、女性の53.8%が「酒を飲むと人生が楽しい」と考えているなど、アルコールに親和的な思考が深く根付いた社会として知られている。

さらに、メキシコやチリ、アルゼンチンなどラテンアメリカでは飲酒運転の事例が急増している傾向がある。特に、チリの場合、2009年から2017年の間に毎年約3万件の飲酒運転事例があり、飲酒運転によって約5140件の交通事故が発生し、5070人の負傷者、165人の死亡者を招いたという統計がある。

アルゼンチンでも毎年飲酒運転の事例が増えており、全体の運転者のうち飲酒運転が約30%を占めるとされている。

一方、シュガは今月6日午後11時15分頃、ソウル龍山区漢南洞の通りで飲酒状態で電動スクーターに乗って転倒する過程で警察に摘発された。シュガの当時の血中アルコール濃度は0.227%で、免許取消基準(0.08%以上)を大きく上回る「泥酔」状態だったとされている。

事件が報道された後、BigHit Musicとシュガは謝罪する過程で電動スクーターを電動キックボードと表現し、事件の縮小疑惑が浮上した。さらに、シュガが摘発当時警察に「ビール一杯程度飲んだ」と述べたとされ、批判の声も高まった。

現在、社会服務要員として勤務中のシュガは今月23日午後、龍山警察署に出頭し、3時間にわたる調査を受けた。警察はシュガに対して免許取消手続きを進める一方、調査内容を基に処分の可否などについて検討する方針だ。

チェ・ジイェ テンアジア記者 wisdomart@tenasia.co.kr