「ク・ハラ法」が法制司法委員会を通過
「ク・ハラ法」が法制司法委員会を通過
親の養育義務を怠った場合の相続権を排除する、いわゆる「ク・ハラ法」が法制司法委員会(法司委)法案小委員会を通過した。

27日午前、国会法司委は法案審査1小委員会を開き、「ク・ハラ法」を可決した。「ク・ハラ法」(民法改正案)が通過したことで、この法案は同日午後の法司委全体会議を経て、28日の本会議で可決される見通しだ。

「ク・ハラ法」は、親が未成年者に対する扶養義務を重大に違反した場合、被相続人または配偶者が被相続人の直系卑属に重大な犯罪行為を行ったり、著しく不当な待遇をした場合に相続権喪失の宣告理由とする改正案である。

この法案は、幼少期に故ク・ハラを置いて家出し、養育義務を果たさなかった実母が2019年のク・ハラの死後に相続財産の半分を要求したことを受け、故ク・ハラの実兄ク・ホイン氏がこれを阻止するために立法請願し、「ク・ハラ法」と呼ばれるようになった。当時、ク・ホイン氏は「幼いク・ハラを捨てて家出した実母が、ク・ハラの死後に相続財産の半分を受け取ろうとしている」と訴えた。

先に第20代国会でも発議されたク・ハラ法は、任期満了で廃案となった。しかし、今年4月に憲法裁判所が故人の意思に関係なく兄弟姉妹に一定割合以上の遺産相続を強制する遺留分制度が違憲であると判決し、これを基にク・ハラ法も再び推進され始めた。

イ・ミンギョン、テンアジア記者 2min_ror@tenasia.co.kr