俳優ユ・アインに違法にプロポフォールを投与した医師に罰金刑

俳優ユ・アインに違法にプロポフォールを投与した医師が罰金刑を宣告された。

ソウル中央地裁刑事9単独キム・テクヒョン判事は22日、麻薬類管理に関する法律違反（向精神薬）などの容疑で在宅起訴された医師A氏に罰金4000万ウォンを宣告した。

キム判事は「被告人は麻薬類を取り扱う医師として向精神薬の乱用の深刻さを知りながら、ユ氏に高用量のプロポフォールを投与する過程で診療記録を作成しなかった」と指摘した。

続けて「6回にわたり処方箋を発行しながら、直接診察せずに虚偽の処方箋を作成するなど、プロポフォールを金儲けの手段として利用し、罪質が良くない」と非難した。

しかし、「被告人が真摯に反省し、犯罪前歴がなく、家族や知人が寛大な処置を嘆願している点を考慮した」とし、「懲役刑の宣告はやや過酷だと判断した」と量刑理由を伝えた。

検察は今年1月、A氏を含むユ・アインに睡眠薬やプロポフォールなど向精神薬を過剰処方した医師6人を裁判にかけた。A氏以外の5人も1審で全員罰金刑または執行猶予付きの懲役刑を宣告されたが、控訴した状態だ。

ユ・アインは2020年9月～2022年3月、ソウル一帯の病院で美容施術の睡眠麻酔を装って181回にわたり医療用プロポフォールなどを常習投薬した容疑で起訴された。彼は2021年5月から2022年8月まで44回にわたり他人名義で2種類の睡眠薬1100錠余りを違法に処方され購入した容疑も受けている。

また、昨年1月、知人たちと共に行ったアメリカ旅行で大麻を喫煙し、同行者に露見すると喫煙を教唆した容疑もある。

リュ・イェジ テンアジア記者 ryuperstar@tenasia.co.kr