「ジャンルの溶鉱炉」に火がついた。バンド、エクスディナリーヒーローズが多様なスタイルの楽曲を収録したアルバムで音楽界に戻ってくる。従来のエクディズでは見られなかった楽曲で、多様な音楽的スペクトラムを証明するというのが彼らの抱負だ。
エクスディナリーヒーローズ(Xdinary Heroes・ゴニル、ジョンス、ガオン、オード、ジュナン、ジュヨン・以下エクディズ)は最近、ソウル城東区のカフェでミニ8集『DEAD AND』(デッドエンド)発売記念インタビューを行った。
エクディズは前作から約6ヶ月ぶりに新しいミニアルバム『DEAD AND』を披露する。新作にはタイトル曲をはじめ、『X room』(エックスルーム)、『Helium Balloon』(ヘリウムバルーン)、『No Cool Kids Zone』(ノークールキッズゾーン)、『Hurt So Good』(ハートソーグッド)、『Rise High Rise』(ライズハイライズ)、『KTM』(ケーティーエム)まで全7トラックが収録された。ガオンは「楽しく新鮮な試みをするために努力した。その努力に見合う楽しい作品ができた」と期待感を高めた。ジョンスも「エクディズは音楽で失望させないので、たくさん期待してほしい」と自信を見せた。
前作のキーワード「愛」に続き、今回のアルバムを貫くキーワードは「別れ」だ。7曲にそれぞれ異なる意味の別れを込めた。ガオンは「別れというキーワードをどう多様に表現できるか悩み、サウンド的に面白い試みをたくさんした。最も目立つ点はシンセサイザー(以下シンセ)だ。重くロックなサウンドをドラム、ベース、ギターで出したなら、ユニークでスケールの大きいサウンドをシンセで得た。シンセの活用度が高まったのが我々の武器」と語った。
シンセを担当したオードの責任感がそれだけ大きくなった。名節の連休にも休まず練習に専念した理由だ。オードは「シンセがタイトル曲で華やかに活用される。私にとっては挑戦的な演奏だった。旧正月の連休も返上して練習室にこもって練習した。今は幸い演奏がうまくいっている。集中力を失わなければ大丈夫」と笑った。
タイトル曲『ボイジャー』は、戻れない地点に到達しても旅を続けるという固い意志を地球を離れ航海を続ける「ボイジャー1号」に例えて表現した曲だ。ガオンは「任務を終え新しい旅に出るボイジャー1号の内容を込めた。徐々に地球から遠ざかる姿が別れのように感じられると思い、その地点からアイデアを得た」と明かした。
最も多くのメンバーが「最愛曲」として挙げたトラックは『KTM』だ。ジョンスは「『KTM』はこれまでエクディズで簡単に見られなかった色の曲だ。これまで主に過激でハードな生の音楽を追求してきたが、『KTM』は洗練されながらもその中でスタイルを表現する」と説明した。ガオンも「音源と楽器的な完成度が優れている。導入を聞いた瞬間、誰もが感嘆せざるを得ないサウンドを使った」と述べた。
エクディズはカムバックに先立ち『エックスルーム』を先行公開した。『エックスルーム』は薄れていく関係を淡々と描いたヴィンテージバラード曲だ。有名な恋愛番組『환승연애』からインスピレーションを受けて誕生した。ジュヨンは「先行公開曲ということ自体がアルバムへの期待感を引き上げる重要な要素だと思った。少しの反転も見せたかった。『エックスルーム』はクオリティや音楽的な色合いの面で独特なキャラクターを持つ曲」とし、先行公開曲に選んだ理由を説明した。ガオンは「別れというキーワードを最もよく表現できる曲が『エックスルーム』だと思った」と付け加えた。
多様なジャンルの曲を発表し「ジャンルの溶鉱炉」という修飾語を得たエクディズ。エクディズはその中で特に強烈なサウンドの曲を主に披露してきた。イージーリスニングが主流となった現時点で、自然と大衆性に関する悩みも伴った。ジュヨンは「多くの人が好きなものを大衆的と言う。それなら我々がする音楽を多くの人が好きになれば大衆性を備えることになるのではないか」と語った。彼は「ロッカーには自信が重要だ。常に心の片隅には『我々の音楽が最高』という自信を持っていなければならない。我々がする音楽がすぐに大衆的な音楽になるようにするという抱負を持っている」と付け加えた。
それでもタイトル曲および先行公開曲などでは、従来のエクディズが披露してきた曲に比べて強烈な味があまり感じられない。ある程度大衆性を考慮したような印象を与える。この点についてジュヨンは「人々がエクディズについて『マイナーなジャンル』や『あまりにも独特な色』と表現することが多い。エクディズが人々が言う『大衆的なジャンル』をできないのではなく、やらなかっただけだということを見せたかった」と自信を示した。
エクディズは今回の新作で音源チャート上位を狙う。リーダーのゴニルは「音源チャートに高い順位で入りたい。多くの人に我々の歌が届いてほしい」と語った。具体的な目標を尋ねると彼は「メロン『トップ100』チャートで10位以内に入りたい」と明かした。続けて「逆走するような曲もあり、今回のアルバムの『エックスルーム』が多くの愛を受けている。時代の流れと運がうまく伴えば十分に『トップテン』に入るクオリティの曲だという自信がある」と述べた。
1977年に宇宙に旅立ったボイジャー1号は、来る11月に1光日を迎える。ガオンは「最近そのニュースを聞いたが、ボイジャー1号が1光日のお祝いを受ける日がもうすぐだそうだ。それをNASAが主催することを知っている。我々の曲が『ボイジャー』なので、もし気に入っていただけたら我々の曲を使ってほしい」と語った。
新しい宇宙に向けて航海する準備を整えたエクディズの新アルバム『DEAD AND』とタイトル曲『Voyager』(ボイジャー)は17日午後1時に発売される。
キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr