最近、ENAの月火ドラマ『クライマックス』に出演したイ・ガソプに会いました。作品で見せた強烈なイメージとは異なり、端正な姿で登場した彼は、淡々と作品とキャラクターについて語りました。
『クライマックス』は、韓国の最高の地位を目指して権力のカルテルに飛び込む検事バン・テソプ(チュ・ジフン役)と彼を取り巻く人々の熾烈な生存劇を描いています。劇中、イ・ガソプはトップスターのチュ・サンア(ハ・ジウォン役)への愛と執着で最終的に破滅に至るパク・ジェサン役を演じました。
劇中のパク・ジェサンは、チュ・サンアへの執拗な愛で自らを崩壊させながらも、最後まで感情を断ち切れない人物です。最終的にパク・ジェサンは、チュ・サンアを手に入れられないことを悟った後、出所後に有名なユーチューバーを通じて事件の真実を表に出そうとし、悲劇的な結末を迎えます。
これについてイ・ガソプは「最初は本当に守りたいという気持ちから始まった愛だったと思います」と語りました。彼は「しかし、間違った方法の愛であり、その感情が次第に変質しました。それでもサンアを愛する感情の核は最後まで残っていたと思います。私にとっては変わらない愛でした」と説明しました。
「愛という感情がなければ、早く復讐を選んでいたでしょう。刑務所から出てサンアと再会したときも『姉さん』と呼ばなかったでしょう。いずれにせよ、間違った方法の愛でしたが、復讐よりも『私に戻ってきてほしい』という気持ちが強かったようです。」
イ・ガソプはパク・ジェサンのキャラクターを表現するために体重を減らしました。イ・ガソプは「監督が線がよりはっきり見える感じを望んでいました」とし、「革のジャケットをよく着るキャラクターなので、体の線が生きるように体重を3kgほど減らしました」と明かしました。さらに彼は「全体的にスリムでありながらもどこか脆弱に見えるイメージを作りたかった。外見は強そうに見えても同時に弱く見える、その中で怒りが爆発するポイントを表現しようとしました」と付け加えました。
ハ・ジウォンとの共演についてイ・ガソプは「ついていくだけでよかった」と話し始めました。続けて彼は「先輩がくれるエネルギーと呼吸を追うだけでシーンが完成する感じでした。何かをしようとするよりも、サンアを見つめるだけで十分でした」と語りました。
「先輩の目の力が本当にすごかったです。言葉で説明するのは難しいですが、目を見ていると自然に同化する感じがありました。一緒に演技できて光栄で感謝しました。現場でも気軽に接してくれたので無事に終えることができました。」
2011年に短編映画『ボンムテマン』でデビューしたイ・ガソプは、tvN『秘密の森2』、『ジリサン』、MBC『白雪姫に死を-ブラックアウト』、ウェーブ『Sライン』などに出演し、フィルモグラフィーを積み上げてきました。これまで主に暗くて強烈なキャラクターを演じてきたイ・ガソプは「明るい照明の下でスーツを着た普通の会社員役をやってみたい」とし、「一度はコメディにも挑戦してみたい」と打ち明けました。
最後にイ・ガソプは「相手の俳優に良いエネルギーを与えられる俳優、先輩後輩、仲間たちと一緒に物語を作っていける俳優に成長したい」とし、「そうしていればいつかチャンスが来ると思います。焦らずに続けていきたいし、長く演技を続ける俳優になりたいです」と笑いました。
「私がテレビに出たときに『あの俳優誰だ、演技が上手いね』と言われたいです。毎回出るたびにたまにでも『あの俳優誰だ』という反応が出ること自体が関心だと思います。これまで暗い役で出ていましたが、ぜひ明るい作品を撮ってもう一度ご挨拶したいです。」
ジョン・セユン テンアジア記者 yoon@tenasia.co.kr