まず、バン・テソプはチュ・サンアに関連する動画公開で選挙を続けることすら難しい危機に直面した。公的なイメージと名分が揺らいだのはもちろん、世論も急激に変わった状況だ。当選の可能性が大きく揺らいでいる今、バン・テソプがこのまま崩れるのか、ソン・グクウォン(チュ・ジンモ役)ラインの核心人物である影(パク・ソンイル役)の証言と裏金に関する証拠という最後のカードを切り、形勢を逆転する反撃に出るのかが最大の関心事となっている。防御ではなく正面突破のみが残されたバン・テソプの選択が最後の勝負の流れを左右することが予想される。
チュ・サンアもまた最も過酷な瞬間に直面した。公開された動画は単なるハプニングではなく、彼が隠してきた傷と感情、そして現在の位置まで一度に揺るがす決定的な事件となった。俳優として築いてきたイメージと信頼が崩れる危機に直面している中、チュ・サンアはもはや事件の周辺に留まることができない状況に置かれた。
何より今回の事態がバン・テソプの政治的危機とも直結し波紋が広がったため、チュ・サンアが沈黙を選ぶのか、それとも直接口を開いて状況に向き合うのかによって後半の展開も大きく揺れることが予想される。
一方、イ・ヤンミは8話のエンディング時点で最も有利な位置に立った人物だ。チュ・サンア関連の動画が拡散され、バン・テソプとチュ・サンアを同時に揺るがす流れが作られ、その結果、形勢の方向もイ・ヤンミに有利に傾き始めた。しかし、攻撃が成果を上げた後からはその波紋をどう制御するかがより重要になる。今の優位を足場に相手を完全に崩すのか、それとも自分に戻ってくる危険要素を整理し最後の局面に備えるのか、イ・ヤンミの次の選択もまた最後の2話の核心変数として作用する見通しだ。
『クライマックス』は毎週月、火曜日午後10時に放送される。
ジョン・セユン テンアジア記者 yoon@tenasia.co.kr