9日午後9時放送のMBC『実話探査隊』では「王を夢見た男、パク・ワンヨル」編が公開される。
今年3月、フィリピンの刑務所に収監されていたパク・ワンヨルが韓国に送還された。パク・ワンヨルは2016年にフィリピンのサトウキビ畑で韓国人3人を残虐に殺害した人物である。フィリピンの裁判所は彼に懲役60年の刑を言い渡した。その後、フィリピンの刑務所に10年間収監され、彼は私たちの関心から徐々に遠ざかっていくかのようだった。しかし、その間にパク・ワンヨルは「麻薬王」という別の名前を持ち、再び私たちの前に現れた。
パク・ワンヨルの犯行が私たちにとってさらに大きな衝撃となったのは、彼が韓国で水産物流通会社を運営する事業家だったという過去が知られたからである。実際、彼は当時、地域のショッピングモールで生マグロの解体ショーを行い、テレビ番組にも出演していた。では、彼は一体なぜフィリピンに渡り、3人を殺害することになったのか。『実話探査隊』はパク・ワンヨルがフィリピンに出国する直前まで彼を「おじさん」と呼び、親しくしていた情報提供者キム・ジェソン(仮名)氏に会った。ジェソン(仮名)氏はパク・ワンヨルが「堅実な事業家」だったというのは事実と異なるとし、これまで知られていなかった彼の過去を語り始めた。
フィリピンで殺人犯として10年間の収監生活を続けてきたパク・ワンヨル。彼はその間に2度の脱獄に成功した。彼が「麻薬王」と呼ばれ始めた時期は、2度目の脱獄をした時期と重なっている。2019年頃、テレグラムを通じて大量の麻薬を韓国に流通させ始めたと推定されている。さらに再び逮捕された後も、パク・ワンヨルの麻薬流通は続いた。彼はどのようにしてフィリピンの刑務所から海を越えて韓国に麻薬を流通させる方法を知ったのだろうか。
彼を長年追跡してきた人々は、問題の始まりとしてフィリピンの刑務所を指摘する。その中に閉じ込められた韓国人犯罪者たちが一つの社会を形成し、犯罪手法や情報を共有しているというのだ。政府が送還に努力を注いで約9年ぶりに送還されたパク・ワンヨル。しかし、彼が再びフィリピンに戻る可能性もあるという。パク・ワンヨルが韓国で完全な法の裁きを受ける方法はないのだろうか。『実話探査隊』では新たに明らかになったパク・ワンヨルの過去と収監生活、今後フィリピンに戻る可能性などについて集中取材した。
テ・ユナ テンアジア記者 youyou@tenasia.co.kr