キム・ヒエ、KBS大企画『聖物』でナレーションを担当


俳優のキム・ヒエ(58)がKBSの創立記念大企画『聖物』のナレーションを担当することになった。キム・ヒエは2024年のNetflixシリーズ『돌풍』以降、作品活動を行っていない。

KBSの創立記念大企画『聖物』(プロデューサー:キム・ドンイル、イ・ソンウン、キム・ウンゴン)の第1部『契約』では、モーセが神から授かったとされる十戒が刻まれた契約の箱『タボット』にスポットを当てる。エチオピアの大部分が高原地帯であるこの地には、神秘的な約束を秘めた聖物が伝えられている。

『タボット』は十戒を収めたとされる契約の箱の複製品だが、正教会の信者たちは『タボット』と契約の箱が同一であると信じ、『タボット』を尊敬している。神の神秘が込められたタボットは常に覆われており、教会を守る司祭だけが見ることができる。しかし、毎年1月にイエスの洗礼を記念するエチオピア正教会の最大の祭り『ティムカット祭』が開催されると、普段は誰も見ることができないタボットが一年に一度、世に姿を現す。

キム・ヒエ、KBS大企画『聖物』でナレーションを担当


エチオピア北部のティグライ州には険しい山脈と断崖絶壁が屏風のように広がるゲラルタ地域がある。ゲラルタ地域で生まれ育った13歳の少年『クブロム』は貧しいながらも聡明な少年だ。2020年からティグライではエチオピア政府軍と反政府軍の間で血なまぐさい内戦が繰り広げられた。3年ぶりに銃声は止んだが、戦争は無数の命と財産を奪った。長い干ばつと貧困の地でクブロムは「神が私たち家族を守ってくださったので、皆無事に生きていると信じている」と語り、この地にある神聖な場所『アブナ・イェマタグ教会』を挙げた。『アブナ・イェマタグ教会』は高さ300メートルの垂直な岩壁を素手で登らなければ到達できない場所に位置し、誰もが簡単に行ける場所ではない。そこには『タボット』が保管されており、ゲラルタ地域の人々はこの地に神聖な力があると信じている。

クブロムは教会に登り神と出会う時間を最も幸せに感じている。また、いつか司祭となり『アブナ・イェマタグ教会』にあるタボットを守り、家族や村に力を与えたいと願っている。クブロムは「聖書を読むたびに喜びを感じる。いつか司祭になったら、人々に私が学んだことを分かち合い、良い道へ導きたい」と告白する。

ナレーションを担当した俳優のキム・ヒエは「司祭になる道は、もしかしたら崖を登るよりも険しいかもしれない」とクブロムが直面する厳しい現実を予告した。司祭を夢見ていたクブロムの兄も『副司祭』までになったが、学業を終えることなくお金を稼ぐために首都アディスアベバへと旅立った。貧困が依然として彼らの生活を圧迫し、内戦の傷もまだ癒えていない厳しい現実の中で、司祭になりたい少年クブロムが険しい道を越えて無事に夢を叶えることができるのか、その信仰の旅路は本放送で公開される。

KBSの創立記念大企画『聖物』は4部作で、3月3日(火)夜10時にエチオピアの少年クブロムの物語である第1部『契約』が初放送される。その後、3月4日(水)夜10時に第2部『招待』、3月5日(木)夜10時に第3部『言葉』、3月12日(木)夜10時に第4部『心』がKBS 1TVで放送される。

キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr